2010年7月16日金曜日

31.ビットとバイト

ややコンピュータの一般教養的な話になりますが、知らない人もいると思うので、デジタルの世界でよく使われる基本的な単位の紹介をしておきましょう。

これまで、コンピュータのデータは0と1の値で記録されると言ってきました。この0か1かが記録される一つの情報量をビット[bit]と呼びます。例えば、5ビットというのは、0か1かのセットが五つあります。数学的に言えば、5桁の二進数です。十進数で言うと2の5乗、すなわち32までの数を格納できるということになります。

バイト[byte]はビットが8つ集まったものです。つまり、8桁の二進数です。十進数で言うと256。1[byte]の情報は1〜256までの数字を格納できるということです。

このようにコンピュータの世界では二進数が大活躍します(コンピュータ関係のエンジニアは二進数の代わりに、より使いやすい十六進数を用います)。一般の方は、二進数なんて当然使わなくてもいいのですが、コンピュータを使っていると、ときどき二進数を意識することがあります。
十進数で切りのいい値は、1,10,100,1000,10000といった数値ですが、二進数で切りのいい値を十進数で言うと、1,2,4,8,16,32,64,128,256,512,1024といった倍々の数字になります。
確かにパソコンのスペックってこういう数字が多いですよね。USBメモリやヘッドフォンステレオなんかもこういう数字がよく使われます。これは、コンピュータの世界では容量が常に2倍単位で増えていくからです。

通常、純粋にデジタルデータの容量を表現するときには、ほとんどの場合バイトを使います。ではビットはどんなときに使うかというと、より技術的な話になるのですが、一度に処理できるデータの桁数を表現するという用途が多いようです。

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