2009年12月28日月曜日

IT社会の行く末─国が崩壊する

だんだん妄想の度合いが加速していきます。

最近思うのは、もう国という統治形態そのものが非効率なんじゃないか、ということ。
だって、これだけ多くの人を等しく幸せにするなんてどだい無理な話。いろんな意見を言い合っているうちに事態は益々悪化していきます。

それなら気の合う仲間で集まりゃいいじゃん、と私は思うわけです。
ネットではSNSなど仮想的な場所で趣味の合う人たちが日夜、コミュニケーションを交わしています。趣味や嗜好が似ている人が集まれば、話題はますますコアになっていき、世界はさらに深まります。
それが高じれば、いつか仮想的にでなく物理的に集まろうということになります。その昔、Niftyでのオフなんてのにも参加しましたっけ。
そして最終的な形は、同じ志を持った人たちが一緒に暮らす、ということになりはしないでしょうか。

一方、国の政策の遅さ、融通の利かなさに呆れ果て、地方の首長が特徴ある街作りを始めます。
ある都市は工業都市、ある山村は農業で、そしてある街は学問で、あるいは芸術で、商業で、と特徴のある街作りを始めれば、同じ趣味、スキルを持った人が集まってくるでしょう。
それは、自治体が人工の流動によって競争するような社会です。中には会社が倒産するがごとく(人口が減って)破産する自治体もたくさん出るかもしれません。
今はまだ自らの生まれ育った土地に対する愛着が強いですが、それよりも政治信条、趣味、スキルによって、自分を生かせる場所に移り住むということに抵抗がなくなれば、こういう世の中になるかもしれません。

国の縛りがますます弱くなり、法律や政治や暮らしの常識が都市レベルで違っている未来。
人々は自分の好みの都市に自由に移り住みます。そのうち、ほとんど国の意味が無くなって、人々の帰属意識は都市にあるようにならないでしょうか。
なんか、それって中世・近代ヨーロッパみたいな感じかも。

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