2009年9月22日火曜日

オーディオというオカルトー圧縮オーディオ

圧縮オーディオというのは、MP3とかAACとか呼ばれるオーディオ系ファイルのこと。
では、圧縮していないオーディオデータというのはどんな状態のことを言うのでしょう?
CDは全く圧縮されてません。CDのデータ量は一秒あたり、44100(Hz)×16(bit)=705kbit、これがステレオで2倍になり約1.4Mbitの情報量です。この場合、1.4Mbpsと表記します(1秒あたりのbit数)。
これってちょっと前のADSLのスピードくらいでしょうか。

ちなみにMP3では、圧縮率が可変になっていて、割と多く流通しているのが192kbpsとか、128kbpsとかいうデータ。
これってよく考えるとすごくないですか? オリジナルの1/10くらいまでデータを圧縮しても、結構人は普通に音楽として聞けちゃうんです。現在ではMP3、AACもすっかり市民権を得てしまって、ほとんどの人は何の疑いも無く、圧縮オーディオの音を楽しんでいます。
もちろん、こういった圧縮オーディオは非可逆変換ですから、圧縮前のデータに比べて明らかに音は悪くなります。測定すれば歴然と結果は出ますし、今まで私が言及したその他のオーディオ音質劣化の要素に比べればあまりに明白です。レートを下げて慎重に聞いてみれば、かなりの人に音の違いはわかるはずです。

しかし多くの人々にとって、実際に音楽を聞く分にはそれでも構わないのです。逆に、良くもここまでデータを間引いたものだと、そのアルゴリズムにほんとに感心します。
もちろん、圧縮オーディオなんて絶対聞かない、という強者もいるようですが、私から言わせてもらえば、ほとんどの人の「音」の対する感度というのは結局こんな程度のものだと感じます。
私は音の良さに対する人の意識のレベルの低さを嘆いているのではないのです。人間がそれほどセンシティブに感じない領域を重要視しているオーディオマニアのオカルトさが、何とも愚かしく思えてくるのです。

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