2009年9月4日金曜日

オーディオというオカルトー例えばサンプリング周波数

やや技術よりな話になりますがお許しを。
CDはデジタルで音声信号を記録してあり、その能力は44.1kHzのサンプリング周波数と、16bitの量子化ビット数です。
44.1kHzのサンプリング周波数というのは、1秒間を44100回に分解する細かさということです。

サンプリング定理により、44.1kHzのサンプリング周波数に含まれる最大周波数はその半分の22.05kHzになります。
人間の可聴域は20Hz〜20kHzと言われているので、CDのサンプリング周波数はその範囲をカバーしていると言えます。

例えばこれに突っ込みを入れる人もいるのです。
人間は、20kHz以上の音も耳でなく身体で感じている・・・とか。あんた、コウモリですか、と私は言いたい。もちろん、そういうことが皆無だと否定する気はないけれど、少なくとも音楽を楽しむのに必需だとはとても思えません。
しかも、デジタルでなくアナログならそれが再現できている、と言われると、それはあり得ないと突っ込みたくなります。

最近、深夜の公園で若者がたむろっているのを防ぐために、モスキート音を流すという話題がありました。モスキート音はだいたい17kHz付近の音。
人は老化すると高音が聞こえなくなります。20〜30代くらいまでならモスキート音は聞こえるのだけど、それ以上の年齢になると聞こえなくなるのです。
実は、私も最近ショックなことがあって、若い人に聞こえる波形の歪みが聞こえないことがあったのです。ちょっとした発振器で調べると、私も15kHzより上はかなり怪しいことが判明。
それ以来音を聴いて、高音まですっきり再生されていていい音だ、などと偉そうなことが言えなくなりました。
50代以上のオーディオ評論家など、何をか言わんやです。
こんなソフトもありますので皆さんも自分の可聴域を調べてみたらどうでしょう。

結果によっては、オーディオの音がどうだとか、だんだん言う気が無くなってくると思いますよ。

2 件のコメント:

  1. 面白いお話です。
    ハイパーソニックエフェクトという学説(?)があるらしく、ググると色々出て来ます。
    果たして本当でござるかな??

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  2. そうです、まさに芸能山城組の大橋さんです。
    相手がビッグなので、いくらか気が引けますが、私にはどう考えてもオカルトに思えます。
    あと、アナログレコードがCD以上の高域を出せるというのは、コンデンサや抵抗の一つ一つにいたるまで、完璧にバラツキの無い超高性能な部品を使う必要があります。そんなのコスト的にあり得ないし、現実、それでも思った性能は出ないものと思われます。そもそもそのレコードはどんなマイクを使って録音されたんでしょう。
    いかん、マジメに書いてしまった。(オーディオマニアの逆襲が怖い)

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