2012年4月17日火曜日

ダサいアイデアにならないために

良いアイデアを考えよう、と思うほどなかなか良いアイデアは出ませんね。
私が、心の中で「それ、ダサい」と思う場合、いくつかパターンがあります。これを反面教師にすれば、アイデアがダサくならないようになるかもしれません。

1.意味から攻めてしまう
例えば何かの名前を考えたり、キャッチフレーズを考えようと言う場合、多くの人が「何をしたいのか」という意味を考え、そこから思い付く言葉を使おうとします。
これは、目的に対して非常に合理的な方法のように思えます。
しかし、名前とかキャッチフレーズとかって、もっと感覚的でナンセンスなものだったりします。そこに重々しい意味が加わると、妙に暑苦しい雰囲気になってしまいます。
特に合唱系では、そういう傾向が強いです。

2.無駄に横文字にする
外国語にするのが全部いけないわけではないけれど、意味もなく英語にしたりフランス語にしたりするとダサいことが多いです。
思いがけない組み合わせならいいけれど、誰でも知っている基本単語をわざわざ使ったり、逆に誰も知らないような単語を使ったりというのはセンスを疑われます。
最近、芸能人とかで自分の名前をわざわざローマ字にして芸名にする人がいますが、あれも私的には非常にダサイ行為です。

3.長過ぎる
会社の資料とかでもそうですが、長いほど立派に見える、というややレベルの低い満足感でものを作る人がいます。ものには最適な長さというものがあります。効果的に何かを伝えたいとき、それが長過ぎないかはよく考えてみる必要があります。

4.危険なオヤジギャグ
シャレのセンスは難しいです。思い付いたときはニヤッとしても、改めて人から聞かされるともうオヤジギャグとしか思えないレベルだったりします。
テレビのCMなどではオヤジギャグをうまく使う場合もありますが、それはコンテキスト依存なので素人は止めたほうがいいかもしれません。

5.シュールな世界に飛び込め!
結局、凡人のアイデアはシュールなものからどうしても遠ざかってしまうのです。それは1.でいった意味から攻めてしまうことが大きな要因です。
思い切って、ナンセンスでシュールな世界に飛び込んでみましょう。後は数をこなせばこなれてくるのです。
人の注目を集めるものには、どうしても適度なシュール感が必要です。なぜソフトバンクのCMでは犬がお父さんなのか、それに理由をつけたらちっとも面白くない。そういう荒唐無稽な設定を現実にしてしまったクリエータのアイデア(のベクトル)が非常にレベルが高かったのだと思います。

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