2010年4月16日金曜日

新アプリ "Meantone" リリースしました!(有料)

Meantone初めて有料アプリに挑戦です。マニアックなアプリなので、売れるとは全然思ってませんけど。
新アプリの名前は "Meantone" です。一言でいえば、古典調律のアプリ。Well Temperedと言われるキルンベルガーやベルクマイスターを入れても良かったんですが、ここはミーントーンだけにこだわってみようと考えました(バージョンアップで他の音律も入れるかもしれませんが)。
ちなみにアプリのアイコンは、初期バロックの巨匠、モンテヴェルディの肖像です。

ミーントーンとは、完全五度を犠牲にして、長三度を美しく響かせようとする音律です。バロック時代に音楽は旋律主体から和音主体に変わりました。その時代の要請に合わせて出てきたのがこの音律。
「音のリクツ」のこの話題で書きましたが、ミーントーンの計算は、シントニックコンマをどのように各五度に分配するかという考え方で行います。シントニックコンマを1/4にして、各五度に分配するのが通常のミーントーン。ただ、これでは、長三度は純正ですが、完全五度がかなり狭くなります。シントニックコンマを割る数を大きくしていくと、だんだん純正の三度から離れ、完全五度に近づくようになります。
その程度具合で、1/5、1/6、1/7まで用意してみました。
ちなみに、現在のバロック音楽の演奏においては1/6シントニックコンマで調律されるのが、最も一般的だと聞いています。

また純正律については、12音固定ではなく、調によって全ての音程が変わります。異名同音も別の音程として扱います。プログラムの仕様で言えば、一つの調あたり、ドレミファソラシの7つと、各音の#とbで、合計21音程を持ちます。また、調はb側に7つ、#側に7つなので、合計15の調を扱えます。
ちなみに、各音の音程はプログラム中にテーブル(データ)で持っているのではなく、発音時に各音律の定義に合わせて浮動小数点演算をしています。まあ、だからどうした、というお話ですけれど。

もちろん、このアプリで実際にチェンバロなどを調律してくれると嬉しいのですが、いわゆるチューナー機能は無いので、それは無理かもしれません。まあ、一部の好事家が、各音律の音を聞いてみたり、実際のセント値や周波数を確認するために、使ってもらえれば幸いです。
ということで、iPhoneを持っている皆さん、よろしければご購入ください!

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