2006年7月25日火曜日

日本沈没

もう、ストーリーとかぜんぜん覚えてないんだけど、確か小学校二年くらいのときに、連続ドラマで「日本沈没」を放映していて、それが大好きで、毎週見ていたような記憶があります。当時の私にとって、日曜日の夜は「日本沈没」→「風と雲と虹と」が黄金パターンでした。(←と思ったけど、どうも放映した年が違うみたい。あれ?)
そんなわけで、なんだか懐かしくて映画、見に行きました、「日本沈没」。
いや、悪くないですよ、全体的には。人物造形とか、セリフとかがもう少し練れていればリアリティが増した気がしますが、恐らくこの映画では主人公の恋愛はそれほど重要ではないので、まあどうでもいいです。

やはり、この映画の見どころは、日本が大災害に見舞われ、どんどん沈没していく、その描写そのものにあると言っていいのではないでしょうか。ハリウッドのディザスタームービーとは比べ物にならない痛々しさがそこにはあります。そして、なぜかこの映画を見終わったあと、たまらなく日本という国がいとおしく感じられるのです。(そんな殊勝な気持ちになったのは私だけ?)
でも、日本という土地が無くなって、日本人が世界各地に散らばったら、日本という国はいったいどうなるのでしょう。もしかしたら、世界中を漂流する民族として、かえって日本人としての自覚が高まるかもしれません。そう、まるでイスラエルの民のように・・・
まあ、そこまでこの映画を見て考える必要はありませんが、そんな感じで想像を逞しくさせるような面白い題材であるのは確かです。
それから、ラストもわりと泣けますよ。

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