2012年3月15日木曜日

マジメに電子楽譜について考えてみるー表示やスイッチ


肝心の表示部はどういうデバイスを使うべきか?
これは、液晶ではなく電子ペーパーを使うべきでしょう。今のタブレットは基本液晶です。液晶はカラーも容易だし反応速度も良いのですが、電子ペーパーは省電力であり薄くて軽いです。より紙に近い感覚はむしろ電子ペーパーのほうです。
楽譜の場合、カラーでなくても商品としては成り立つし、動画も基本は必要ありません。電源を切っても表示され、かつ低消費電力である電子ペーパーは電子楽譜の表示デバイスとしてほぼ完璧な特性を持っています。現状、これに勝る選択肢は無いでしょう。

次にスイッチですが、これはちょっと悩ましいです。
電子機器である以上、何かの操作をする場合、全くスイッチが無いというのは難しいです。iPadを始めとするスレートデバイスのようにタッチパネルにするかは微妙なところ。タッチパネルにすれば確実にコストアップするし、Appleみたいにガラス製にすれば楽譜が重くなってしまいます。また電子楽譜の場合、タッチパネルでなければ操作が出来ないわけでもありません。もちろん、ペンで楽譜への書き込みはしたいところですが・・・
ただ、今の時代タッチパネルでないことがそろそろ許されない状況ではあります。この辺をどう考えるかは製品化の際、重要な判断となるでしょう。

仮にタッチパネルを諦めた場合、ページをめくったり、各種機能を呼び出すためのスイッチが必要になります。その場合、電子楽譜の下側に左右スイッチや十字キー、Enterなどが必要になるかもしれません。
ページめくりについては、別途ペダルや外付けスイッチなどがあると、演奏の現場では喜ばれるかもしれません。

ということで、ちょっと恥ずかしながら、これまで書いてきたことを絵にしてみました。

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