2010年1月27日水曜日

3.テンポの変わり目

特にクラシックの演奏の現場では、楽譜にメトロノームのテンポ指定が書いてあっても、完璧にその通りに演奏されることは無いと言っていいでしょう。生演奏なのだから、演奏者の癖、ホールの響きと客の入り、その日の天候、指揮者の自己顕示欲(?)などによって、テンポはいくらでも変わります。

となると、楽譜上のテンポ指定に明確な意味は無いのでしょうか。
楽譜上でこの数値が明確な意味を成すとすれば、それはテンポが変わったときではないでしょうか。例えばそれまでテンポが72で、あるところでテンポが84と表記されていたら、テンポが速くならなければいけません。


曲によってはPiu mossoと丁寧に書いてある場合もあるでしょうが、数値しか書かれていない場合だってあり得ます。
こういった場合は、絶対的な数値は守らなくても数値の変更方向は守るべきだと私は思います。

では、下のような楽譜はどうでしょう?


もちろん、2/4拍子と6/8拍子では音楽の雰囲気は変わりますが、テンポは実際のところ速くなるのでしょうか。それとも遅くなるのでしょうか?
恐らく、この場合聴き手の感覚では、テンポが変わった時点でビートの単位が四分音符から付点四分音符に変わるはずです。八分=152を付点四分で置き換えると、一分間のビート数は1/3になるので、付点四分=48となります。
結果的にテンポは遅くなるのです。
(ゴメンなさい。恥ずかしい数字間違いがありました。上記は八分=144で読み替えて下さい。2/11追記)
これも公式風に書くとこんな感じです。

八分音符のテンポ = 付点四分音符のテンポ × 3
付点四分音符のテンポ = 八分音符のテンポ ÷ 3


2 件のコメント:

  1. ううむ。こんなこと書いたら揚げ足取りだと言われそうだけど、8分音符=152ならば、付点4分=約51ではなかろうか。
    遅くなると言う点では書かれているとおりだけど、48程には遅くならないことになりますね。

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  2. もしかしたらチョー恥ずかしい計算間違いをしたかも。もう一度確認して修正しておきます。
    指摘ありがとうございました。

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