2007年8月12日日曜日

合唱で使う音を作る-メトロノーム

音楽の練習といえば、やはりメトロノーム。これをシンセで作ってみましょう。

と言っても、メトロノームから出てくる音色を作っただけでは意味がありません。メトロノームは、テンポ通りに音を出してくれるからこそ意味があります。
その機能をシンセで実現するのに最適な方法があります。シンセに詳しい方ならご存知と思いますが、最近のシンセにはアルペジエータという機能がだいたいついています。
例えば「ドミソ」と和音で鍵盤を押すと、「ド→ミ→ソ→ド→ミ→ソ→・・・」と楽器が勝手にアルペジオにしてくれるのです。実演奏で使うには少々、余計なお世話にも思える機能ですが、メトロノームには最適。

というわけで、早速作ってみました。
まず、音を二つ作ります。一つは小節の一拍目に使う「チーン」といった鐘のような音。Aのピッチにしました。
もう一つは、一拍目以外の音に使う音。ノイズにレゾナンスを効かせて木魚のような音にしました。
そして、この二つの音をスプリット設定で、一つのプログラムにします。(要するに一つの音色だけど、鍵盤の位置によって音色が変わるようにする)
「チーン」の音を最高音のドの音でのみ鳴るようにしました。そして、その上でアルペジエータ機能をON、押した鍵盤を覚えたままにするラッチ機能もONにして、出来上がり。

使い方は簡単。一番上の鍵盤から同時に4つの鍵盤を押すと、4拍子のカウントになり、3つ鍵盤を押すと、3拍子になります。テンポは楽器についているテンポつまみを回せば簡単に変更できます。

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