2007年7月6日金曜日

メロディ学 第二章

昨日の調子でメロディラインを解析していくと、ちょっと大変なことになりそうなので、もう少しマクロ的な視点に変えてみましょう。

ものすごく荒っぽいのだけど、メロディの特徴を二つの評価軸で表現してみようと思います。
一つ目は、拍節感の強さ。
二つ目は、言語依存度の高さ。
言語依存度が高いという意味は、歌詞が付いている可能性が高くなり、人に歌われるという側面が強くなるということです。逆に言語依存度が低いほど、器楽的なメロディになっていく、というような意味です。
この二つを掛け合わせると、メロディは4種類のタイプに分けられることになります。
 タイプ1:拍節感が強く、言語依存度が高い
 タイプ2:拍節感が強く、言語依存度が低い
 タイプ3:拍節感が弱く、言語依存度が高い
 タイプ4:拍節感が弱く、言語依存度が低い
これにものすごくざっとですが、音楽のジャンルや楽器のイメージ等を当てはめてみます。
 タイプ1:ポップス(歌モノ)
 タイプ2:管弦楽曲、室内楽曲、ジャズ、フュージョン(インスト)
 タイプ3:民謡、聖歌、レシタティーヴォ、詩吟
 タイプ4:現代音楽、尺八
かなり乱暴な分類もありますが、何となく言いたいことはわかってもらえたでしょうか。

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