2006年2月10日金曜日

日本語を歌う3

日本語ってなかなか子音の存在を感じるのが難しい言語なのかなと思います。
言葉の最小単位というのが、いわゆる「あいうえお」の五十音であり、これらはすでに「子音+母音」という形で構成されているため、子音のみが独立して存在することができないのです。英語でもドイツ語でも、語尾に子音のみがくることがあるし、一つのシラブルでも、子音が重複していたり、母音の後に子音が来たりすることもあり、言語の最小単位としての子音を意識せざるを得ないのではないでしょうか。

そのせいかどうなのか、日本人は子音の扱いがうまくないのではないか、という気がしています。
歌を歌う際、言葉を伝えるために、子音を立てて強調させたいこともあります。そういったときの対処が、もう一つ的を得ていないのです。
簡単に言えば、子音を強調しようとすると、単に息の量を増やして、力で子音を出そうとします。息の量が増えれば、子音だけでなく母音も強調されてしまいます。子音を立てるというより、そのシラブルだけ異常に強調されてしまうことになります。
子音だけを強調するにはどうしたら良いでしょう。私がよく言うのは、「強く」ではなくて「長く」です。息の量は変えないまま、子音をなるべく長い時間出せば、子音のみ強調されるはずです。
もちろん、そういう表現をしたとしても、感覚的にシラブルから子音要素を抜き出すことが出来ない人は、「長い」子音という感覚がどうも掴めないようです。その場合は、実際音にして、こういう風に歌って、と実例を示すしかないかもしれません。

発声練習の中で、子音の存在を感じさせるために、発語の練習を増やしてみてもいいかもしれませんが、まだ具体的な方法は思いついていません・・・

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