2004年12月5日日曜日

MJってブスなのか?

今年公開されたヒーロー映画、スパイダーマン2はなかなか良くできた映画で、結構面白かったのですが、実は私まだ1のほうを見ていなかったのです。先日テレビでスパイダーマンをやっていて、ようやく1を見れました。
こちらもなかなか面白かった。1も2も大枠でみれば単純なストーリーだし、想像の範囲を超えない典型的なヒーローモノ映画なんですが、スパイダーマン自身の苦悩や、悪者が悪者になるまでの苦悩などがきちんと描かれていて、微妙に人を引き込むのがうまいなあ、と感心しています。
その中でも、主人公のピーターと幼なじみのMJとの恋愛の行方というのが、もう一つの面白さとしてうまく絡んでいるわけですが、どうも世間一般の評価では、MJ役のキルスティン・ダンストが美人じゃない、とかブサイクだとか、ひどいことを言われているみたい。
映画では誰もが憧れる高嶺の花的存在。しかも女優になりたいとか言ったり、いろんな言葉の端々にタカビーな匂いが漂っています。そういう役どころ自体が、ヒロインの割りには嫌われる原因なのかもしれないけど、でも私には、だからこそリアルに思えるわけです。美人だからこそタカビーに振る舞い、さらにそれをいつも遠くから見つめていることしかできない主人公の純朴さが強調されるわけですね。
それで、MJって皆さん、ブスだと思います?確かに、目元の鋭さと頬の張リ具合が、オバサンっぽい雰囲気を醸し出しているのかもしれません。日本人好みじゃない美人って感じがします。
でも、例えばヨーロッパの奇抜なデザインの車を、「うゎ、へんな車!」と思うか「へぇーかっこいい!」と思うかの違いみたいな、何かしら文化的な美醜の違いを思わず感じたりするんです。こういう端正な欧米系美人というのは、日本人には向かないのかもしれません。
いや、それとも、いつも悪者にからまれて絶叫している感じが、単にはまっているという配役なんでしょうか。

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