2004年12月13日月曜日

久しぶりの本番

今日は、静岡県芸術祭の合唱部門にヴォア・ヴェールで参加してきました。
��月に演奏会をやって以来、今年は小ステージの縁が無くて久しぶりの本番になったのですが、今日都合の悪い人が5人もいてステージに乗った人は13人。申請の人数よりも減ってしまった…
練習の出席率も必ずしも良くは無いので、全体的にのんびりしたムードの合唱団になりつつあります。まあ、居心地は良いのだろうけど、これではなかなかうまくなりません。今日演奏したバーバーの Reincarnations も4月以来、8ヶ月以上歌っているのだけど、歌いきれている感じがどうも出てこないのです。
ここ数回の練習でやはり気になったのはピッチの問題。
私の周りではこういった小アカペラ合唱団ばかりなので、もういつでもピッチの問題だらけなんですが、どれだけ苦労してもやっぱり王道というのは見つからないんですね。日によっても違うし、歌う場所によっても違うし、指揮者が言ってしまった一言でさらに悪化してしまう場合もあります。考えてみれば、何十人という人たちが一つのハーモニーを作る際、一人が何かアクションしたくても、一瞬ではどうするのが一番正しいことなのかは判断がなかなかつきません。
それに微妙なずれだと、上がっているのか下がっているのか、やはり一瞬ではなかなか判断しづらい。指揮者が「低い、低い」と言って、もともと上がってずれていたのが、どんどんずれていくのは良くあること。最近はそういう間違いが怖くて、よほど確信が無いと低いとか、高いとか私も言わなくなりました。^^;
まあ、そんなこんなでピッチを良くするにはどうするか考え始めると、どんどん思考は袋小路に入っていくのです。
団員が20人を超えると、ピッチ的に安定状態に向かうような力学が働くような気がするのですが(つまり1パートが5人くらいになれば)、それ以下だと、個人の能力や気まぐれに左右されることが多くなるわけです。そんなことを考えると、やっぱりとりあえずは人数だよなあ、と思うのですが、不思議に私の関わる合唱団の人数は20名を超えたことがないのです。

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