2004年12月16日木曜日

千と千尋の神隠し

今頃見ました。しかも先週テレビを録画していたのを忘れてました。
たまたま、月曜日の英会話のとき、イギリス人の先生が「I couldn't understand」と言っていて、そのときはいくら日本的な雰囲気とはいえ、分からんことはないだろうと思ったんです。映画は結構好きな人なんだけど。(日本にいたら、映画くらいしか楽しみが無いのかも)
その話を聞いて、自分が録画していたのを思い出し、ようやく見たというわけです。流行ったのがずっと前のことだったので、すっかり映画を取り巻く評判を忘れていたのですが、確かに英語の先生が「わけわからん」といった理由はわかりました。これは、とんでもなくシュールなお話だったのですね!
私はこういったシュールさは好きです。ドロドロのゲロゲロな感じがうまく表現できるのはアニメだからこそ。実写じゃシャレにならない映像になってしまいます(その前に、へんてこりんなキャラが実写じゃ無理)。
脈略がなく、とんでもない方向にどんどん話が向かうこの映画は、以前も書いたけど「未来世紀ブラジル」を思い起こします。ただし、そこはやはり宮崎駿、どんなにシュールでも、人の良さ(ブラックな味わいの少なさ)、少女趣味的傾向は健在です。もちろん、その辺りが万人に受ける要因でもあるのですが。
しかし、すごい想像力だなあと思いますね。これだけのキャラ、オブジェのデザインを考え出すその底知れないイマジネーションに感服です。それを堪能するだけでも、宮崎ワールドの価値は十分あると思います。

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