2011年10月4日火曜日

コンクール関東大会に出場

ヴォア・ヴェールで初めて合唱コンクールに参加し、2日の日曜日、横須賀芸術劇場で開催されたコンクール関東大会に出場しました。
残念ながら我々は銅賞。反省点は多々ありますので、この結果を、またじっくりと今後の精進のネタにしていきたいと思っています。

我々は一般Aの5番目の出場で、公式スケジュールが終わった後の9番目の団体から客席で聞くことが出来ました。自分にとっても久しぶりの関東大会だったので、そこから最後まで演奏を聴いてきました。しかし、その日最後のブロックの一般B、11団体をノンストップで聞いたのはさすがに疲れました。
正直、一般Aは実力が高かったです。自分たちが出たから余計そう思うのかもしれないけど、多くの団体が優れた指導者の元、コンクールのために密度の濃い練習を重ねたことが如実に伝わるような素晴らしい団体ばかり。

特に私見では、千葉の二つの団体、千葉室内合唱団Vox Aeterna と VOCE ARMONICA の演奏が圧倒的に素晴らしかったと思います。いずれも指揮者の音楽を動かす強い力があり、一つ一つの音符にまで意志が込められた純度の高い演奏を聴かせてくれました。特に後者の深い音色と、洗練されたアゴーギグ、ディナーミクから醸し出される音楽性にはただただ溜め息が出るばかりです。今後、きっと益々活躍をしてくれる団体になるのではないでしょうか。
一般Aでは、最後のCollegium Cantorum YOKOHAMAも好みでした。10人強という人数は、とても難しいし、それゆえに楽しくもあります。個人の実力と音楽性が不均衡だと、お互いイライラが募ったりして、こういう団体を維持するのも難しいもの。しかし、恐らくそういう状況と戦いながら、シンプルな曲であっても自分たちが歌いたい歌をじっくり作っていく、その雰囲気に感銘を受けました。

一般Bは一般Aに比べると、やや見劣りする感じは否めませんでした。
しかも30人台の団体が多く、コンクールに大型合唱団が減っているような感じがしました。33人という団体もいくつかあり、ちょっとばかり戦略的なモノも感じてしまいます。とはいえ、2年後からレギュレーションが大きく変わりますから、そのときにはまた随分出揃う合唱団の顔ぶれも変わってくることでしょう。
その中で、ややひいき目かもしれないけど身内の浜松合唱団はなかなかの好印象でした。あの詩って、萩原英彦のアカペラ曲のイメージが強くて(「静かな歌よ〜お前はどこから来て・・・」というやつ)、ついつい歌詞をトレースしてしまいました。曲の雰囲気も良く、後半、壮大な曲調をしっかりした音量でよく表現していたと思います。

来年コンクールに出るかは全くわかりませんが、たまに出場すると大変刺激になります。日曜は久しぶりに合唱三昧の充実した一日を過ごしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿