2007年11月10日土曜日

ネット時代のアーティスト

前回紹介したレディオヘッド。
実は、最近非常に面白い音楽の売り方で話題になっています。
例えばこちらをお読みください。
メジャーレーベルとの契約終了後、自分たちでネットで直接、新作のダウンロード販売を始めたのです。しかも価格は「あなた次第」。

記事の最後にあるように「無料ダウンローダーに対応した新しいビジネスモデルを考える時が来た」というのは、まさに私の予期した未来です。
つまり、将来的には全てのデジタルコンテンツは無料にならざるを得ないのでは、と私は思っています。それは、有料にするためにセキュリティをかけたり、コピー制限をかけるような仕組みの技術的コストがバカにならないからです。だって、ただ配るだけならファイルをサーバに置くだけで終わりですからね。
ただ残念ながら、無料になることを肯定した場合の経済的な仕組みまでは、全く予想がつきませんが。
いずにしても、時代は変わっていきます。
街から写真屋さんが消えていったように、レコード会社やCDショップもそのうち消えていくことになるでしょう。

この試みが、レコード会社、他のアーティストなどにどのように影響を与えるかが楽しみ。

2 件のコメント:

  1. ��今の世の中を見渡す限りにおいては)無料コンテンツで商売するには「広告収入」しか思いつきません。好きな音楽を聞くことと一方的な広告を見させられることがセットになってしまったら、それはかなりイヤでござるなぁ。
    一方で、アーティストが生活しにくい世の中もまた、イヤでござるなぁ・・・。

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  2. pinehillさん、
    現状では、全くおっしゃるとおりですね。なので、すぐには無料化は無理でしょう。
    私の理想は、やはり音楽家は演奏会、ライブで稼ぐべきではと思います。
    あとは、パトロンに出資してもらうとか。
    もう一つ踏み込んで、特定のアーティストへの投資が、そのアーティストの人気度によって利益還元される仕組みなんてあったら面白いかも。
    いずれにしろ、音源を売る、というビジネスは大きな曲がり角に来ている感じがするでござる。

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