2006年12月13日水曜日

功名が辻

今年も大河ドラマ、全部見ました。これもHDレコーダのおかげ。
とか言いながら、日曜夜8時のちょっと前に先週分のを見てないことに気付いて慌てて録画を見たりとかで(上書きモードで予約入れてるので)、便利になるのも考えものです・・・。

何といっても、どマイナーな戦国大名の山内一豊(の妻)を主人公としたというのが、良かったのかもしれません。信長も秀吉も家康も、全部客観的に描くことが出来るからです。しかも客観的どころか、かなり悪意を持って描いていたと言ってもいい。信長は「ワシがこの国の王じゃ!」とか言って、半分狂人みたいになってるし、秀吉はボケて失禁しているし。家康はわりとまともだったけど死に際がちょっとマヌケな感じ。
ところが、今回の脚本、敗者に対する思い入れがかなり強いように感じました。具体的には、明智光秀と石田三成。いずれも歌舞伎系の演技者を配し、どこまでも端正で、真っ直ぐなキャラ設定がされていたのはなかなか新鮮。ここまで明智光秀がカッコよくていいのか?というくらい、今までに無い明智像を提示してくれたと思います。これもマイナーな大名を主人公にしたおかげなのか。
全体的には仲間由紀江人気にあやかっている感はありますが、上のような脚本家のこだわりがちらっと見えてなかなか楽しめました。何より、山内、堀尾、中村、というマイナー大名の名前を知ることが出来ました。

来年は信玄ですね。山梨出身者としては、見ずにはいられません。

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