2005年2月24日木曜日

平和への道程/カール・ジェンキンス

jenkinsアディエマスで有名なカール・ジェンキンスのソロアルバムを購入。といっても4年前の発売のものですが。
カール・ジェンキンスは元々プログレの残党で、曲のあちらこちらにプログレの片鱗が見えてなかなか面白いのだけど、それにもまして私が興味を感じるのは、この人、かなり合唱音楽に近いんじゃないかと思えること。アディエマスの曲の中にも、かなり合唱っぽい曲があるし。
それで、このCDを聞いて、始めに思わずぶっ飛んでしまいました。最初の曲 "The Armed Man" とありますが、これ五百年前のフランスの俗謡「ロムアルメ」なんです。この曲、つい先日のコンサートで歌ったばかり(というか私はぎっくり腰でパスしたステージだったのだけど^^;)。このメロディが、派手なオーケストレーションで繰り返され、壮大な曲に変わってました。さらに驚いたのが、3曲目の「Kyrie」では(このCD全体がミサ曲っぽくなっている)、何とパレストリーナのミサ・ロムアルメから「Christe eleison」が丸々引用されていたのでした。自分の活動とリンクしていて、何か思わず運命的な感じさえしてしまいました。
全体的には、いささか音楽的に統一が取れていない感じはありましたが、合唱とオーケストラを使い、アディエマス的な気持ち良さも兼ね備えたなかなか面白いアルバムでした。

4 件のコメント:

  1. はじめまして。
    カール・ジェンキンスお好きですか?20年位前に、ソフトマシーンのアルバムで演奏しているのを聴いて、完全に彼のことを誤解してしまったのですが、最近ニュークリアスのアルバムを聴いてびっくりしてしまいました(笑)。
    「Song for the Bearded Lady」というニュークリアスの2ndアルバムに入っている曲が大好きです。ここでのカール・ジェンキンスのエレクトリック・ピアノが最高にカッコ良い。
    ニュークリアスを抜けた後の彼はミニマル系の音楽に目覚めたようですね。それがアディエマスにつながっていたんじゃないかと思っています。
    どうも、お邪魔しました。

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  2. こんにちは、プログレ方面からの書き込みありがとうございます。
    カール・ジェンキンスは実はアディエマスしか聞いてません。ソフトマシーン時代、ニュークリアス時代というのも全然知りません。
    というわけなんで、また古いモノを聞いてみようという気になりました。ご紹介ありがとうございます。
    プログレは私はクリムゾンが大好きなのですが、それ以外はあんまり知らなかったりします。

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  3. 興味深く拝読させていただいています。
    Karl JenkinsはSoft Machine、Nucleusの前にGraham Collierのグループの活躍が素晴らしいです。
    明日からは長男の通う大学の駒場祭(3、4年は安田講堂のある本郷)、合唱、オーケストラ、楽しんできます。

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  4. あのあと、一度ソフトマシーンを聴いてみたのですが・・・ちょっとマニアックすぎて、私には厳しかったです。また気合いを入れて聴いてみましょうか。

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