2005年1月4日火曜日

嫌いな技術-横長テレビ-

正月で実家に帰ったら、新しい薄型液晶テレビがありました。最近、薄型が流行ってますから、うちもいつ買おうかなと思っていますが、なかなか値が高くて手が出ません。
この手のテレビ、いまほとんど横長のサイズなんですね。妻の実家にもこの横長テレビがあって、行く度に違和感を感じています。私はどうもこの横長サイズのテレビというのが気に入らないのです。
なぜって、普通のテレビ放送の画面を無理矢理横に伸ばすから、元の画像がすごく歪むじゃないですか。わざわざ上下を少しカットして、両側を少し横に延ばしたりするから、画面の横側に写っている人ほどデブに見えてしまいます。美形の女優さんだってこれじゃ台無しです。
文字が横に流れるようなときに、横長の画面の歪みは顕著になります。両横に文字が写っているとき、文字は横に長くなるんですが、真ん中に行くと、ぎゅっと縮まる。字を見ていると、こんなにへんてこに画面のサイズをいじっているのがわかって、こんな画面でいいのかと突っ込みたくなります。
世の中、技術が進んでテレビの画像などもどんどんきれいになっていくのに、こういうことに無頓着な人が多いのはとても不思議です。だいたい、私だって映像の質にそれほどこだわるタイプじゃありません。だけど、オリジナルの画像の意図を著しく損ねるような横長サイズの画面だけはどうしてもいただけません。
こういう感覚、木を見て森を見ず、というふうに私には思えるのだけど、これだけ世の中に横長サイズのテレビが売れているのを見ると、私のこだわりの方がマイノリティなのか、妙な不安を感じるこの頃。
私のうちは、もちろん横長じゃありません。しかし、薄型テレビで横長じゃないサイズなんてあんまり見た覚えないし、今度買うときには横長を買わざるを得ないんでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿