2014年11月3日月曜日

mbed用CPUでMIDI出力する基板作成

さて、今回はMagic Fluteの試作の報告。

ただいまRaspberry Piによるソフトシンセ発音版の試作をいったん止めて、mbedで使用しているCPUによるMIDI出力版の試作品を製作中。

これはどういうものかというと、これまでのMagic Fluteの機能はそのままに、その演奏情報をMIDI出力し、既存の電子楽器の音で発音させようというもの。
ですので、MIDIの受け手の電子楽器で音色を変えて、トランペットにしたり、クラリネットにしたり、フルートにしたり、といったことが可能となるわけです。また、リバーブなどのエフェクトをかけることも出来るので、すでに電子楽器を持っている人ならば、すぐに多彩な楽しみ方で演奏することが出来ます。

今までRaspberry Piに繋げていた配線を以下の基板に繋げます。


ちなみにこの基板を配線するために書いた配線図はこんな感じ。(手書きでちょっと恥ずかしいけど・・・)


いろいろ配線は書いてありますが、機能的にはCPU(LPC1114)のシリアル出力をMIDI OUTに繋げ、Magic Fluteから送られてくるI2CをCPUに繋げているだけです。
MIDIが5V系で、CPUが3.3V系なので、いろいろと妙な回路が入っています。
フルカラーLEDはCPUのPWM出力に繋げてあり、Raspberry Pi版と同様、音階によってLEDの色が変化します。

Raspberry Piと違ってmbedのいいところは、何しろ電源入れたらすぐに動くこと。
Raspberry PiはLinuxが立ち上がるまでの時間がバカになりません。またLinux上でアプリを動かすので、組み込み的に使うにはアプリの自動起動のような仕組みが必要です。(私はまだやったことがないので、毎回キーボードからアプリを立ち上げています)

しかし、生粋の組み込みであるmbedは、電源入れたらいきなり立ち上がります。一般コンシューマー向けの商品はやっぱりこうでなくてはいけないと改めて思わされます。

さて、今後の展開としては、この回路を何とかして、Magic Fluteの楽器筐体内部に詰め込み、楽器単体で使える形にすることを目指しています。


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