2014年4月12日土曜日

電子オカリナの製作 ─3D CADに挑戦

メイカーズムーブメントの象徴といえば3Dプリンタ。
どんどん性能が向上しており、個人で十分手の届く範囲の値段になってきています。

私もオリジナルでオカリナを作るのであれば、3Dプリンタを使って好きな形でモノを作りたいと当初から思っていました。
とは言え、まだ自分自身が3Dプリンタを買って出力するには、使いこなすスキルも無いし、プリンタをおく場所もありません。
それに、まずは3Dで出力するためのデータを作る必要があります。そのためのソフトである3D CADを使いこなすこと自体、私には経験の無いことでした。

いろいろと調べた結果、私が選んだ3D CADはAutodesk 123D designというフリーのソフトです。サイトはコチラ

また、これを使いこなすために以下の本を買って参考にしました。初めて3D CADに挑戦するにはちょうど良いくらいの内容でした。これはおススメ。



このソフトを使って自分で作ってみたデータは例えば、以下のようなものです。


他のCADを使ってないので比較は出来ませんが、トラックパッドなどで自由自在に見る角度を変更でき、その質感を視覚的に把握できることに感動。
会社でもCADで筐体設計をしている人たちの仕事をちょっと覗いたことがありますが、それが自分でも操作出来るようになったと思えたことがとても嬉しかったです。
単純に何かモノを作る喜びを楽しめるソフトだと感じました。

とはいえ、なかなか思った通りのことをやるためには頭を使います。
特に気を使うのは寸法の数値。最初は適当にマウスでドラッグして「このくらいかな〜」とかやっていたのですが、だんだんそれでは収拾がつかなくなってきて、全ての大きさの処理に数値を入れるようになってきました。

自分で意識して数値を入れていかないと、後で連結したり削ったり変形したりするときに自由に制御が効きません。CADを使うということは、各サイズの寸法をきちんと制御することでもあると感じました。

まだ可動部分とか、合体機構とか、接合方法とか、触れば触るほど奥深い世界が待っています。
基本、ソフト屋なのでそれほどのめり込むつもりもないけれど、ちょっとしたデータを作って3Dプリンタで出力出来るくらいのスキルがあるととても便利だなとは感じています。


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