2009年4月22日水曜日

日本語を伝える-促音の扱い

長音のことを書いたので、促音についても思うことなど書いてみましょう。
促音とは「っ」のこと。音が一瞬消える詰まる音のことですが、これは外国語の子音が二つあるような場合(-kk-とか、-tt-といった綴り)と一見近いように思われます。事実、促音をローマ字表記する場合、同じ子音を二つ繋げて書きますね。
しかし、小さい「っ」は、欧米系の言語の詰まった音より確実に詰まる時間が長いというのが特徴だと思われます。他の音節の長さと同等の感覚(モーラ)があるからです。従って、歌の中でも外国語よりもかなり明瞭に音が切れることになるわけです。

しかし、私の思うに多くの合唱団の歌の促音は詰まり過ぎではないかと思っています。
なぜ多くの人が必要以上に詰まるかというと、しゃべり言葉と同じように歌ってしまっているからと感じます。音が切れている時間をもっと短くした方が、言葉も明瞭になるし、ボリューム感も増します。何より、メロディの流れが良くなると思います。
歌なのだから、もう少し時間方向に冗長にする必要があります。例えば、「振りかえって」という歌詞があったら「えっ」という場所で、「えーっ」のように少しだけ「え」の長さを延ばしてあげるのです。このほうが音楽として私には自然に感じます。

その他にも、促音を歌うとき、どのように切って、どのように次の音節を歌いだすのか、この辺りもセンスの差が出るところでしょう。たいていは、息の流れを止めて促音を表現してしまいますが、なるべく息の流れを止めないで、音の鳴りの制限だけで促音を表現した方がきれいな歌になるのではないかと思います。

2 件のコメント:

  1. 子音と母音のバランスの問題と言うこともできるでしょう。音楽をチョット分析するかしないかで、聞こえ方が変わるというのも、そう言うことなんじゃないかと思います。
    普段何気なくしゃべっている言葉(の発音法)に、もっと気を配りたいものです。

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  2. >普段何気なくしゃべっている言葉(の発音法)に、もっと気を配りたいものです。
    そうです、そうです。
    自分たちが感情を込めている言葉って、どういうふうに聞こえているんだろうと。そのエッセンスを何とか歌に応用したいと思っているんですけれどね。

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