2008年4月22日火曜日

いーじゃん!J-POP/マーティ・フリードマン

Jpop最近、テレビでよく見る外タレのマーティ・フリードマン。彼はその昔、メガデスというメタルバンドでギターを弾いていたのですが、日本好きが高じて、ついに日本に移住してしまったという経歴。今は日本で音楽活動をしています(石川さゆりとコラボしてたりして、ちょっとアヤしいけど)。
もちろん、私はメガデスなんて聞いたこともなかったけど、外国人から見た日本の音楽シーンを語るこの本、なかなか面白いです。

日本人はすぐに欧米文化を礼賛し、自分たちの文化を卑下するけれど、マーティはそんな人たちに、そんなことは無いよ、もっと日本文化に自信を持って!と語りかけます。この本は、基本的に某雑誌でのマーティの連載が元になっていて、彼の視点から見たJ-POPの面白さが具体的な曲をネタに書かれています。
いくつか、面白いフレーズなど。
「日本の音楽って、洋楽のテイストを取り入れるときに、もろにマネするんじゃなくて、一番おいしいところだけを選んで、それを絶妙なバランスで歌謡曲のメロディーに取り入れるのが得意じゃん。」
「ギターの雰囲気は昔のローリングストーンズみたいなアバウトなロックなのに、いきなりジャズのコードが入ったりするのはすごく日本的な現象だよ。」
「日本の女性シンガーは高音を叫ばないからね。たぶん地声が高いからです。それに音程が少しズレているヘタウマが多いし、低いパートはあまり歌わない。そこが僕は大好きなんだけど・・・」
「アメリカの音楽シーンだと『メタルバンドはメタルだけ』『R&BシンガーはR&Bだけ』っていうふうに、ジャンルの壁が日本よりも厚いし高いんだよね。アーティストが別のジャンルに挑戦したいって思っても、レコード会社がなかなかそういう冒険を許してくれない。」
などなど、考察もなかなか音楽的。

外人が日本文化を常にそういう目で見ているとは、もちろん思いません。
というか、マーティ自身、あまりに日本的な価値観に染まりすぎている感じがします。ロリ系女性シンガーのキュートさとか、正統派よりも猥雑でごった煮的な文化とか、庶民的なアーティストの態度とか、そういうのが好きなんですね。
それでも、アメリカが絶対なんかじゃなくて、アメリカにもアメリカなりに、日本にも日本なりに面白いものがある、そういう当たり前のことを気付かせてくれる一冊でもあります。

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