2007年10月13日土曜日

好きな古代文明、嫌いな古代文明 その2

中南米、というか、もう限定しちゃうとアステカ、およびインカは、かなり気になる古代文明です。
そもそも、アステカ、インカを古代文明とするには、年代は新しすぎるのだけど、デアゴスティーニ的にはやはりこのあたりは外せないのでしょう。
なぜこれらが気になるかというと、世界史の中で、進んだ文明とある種遅れていたと言っていい文明が出会う、という非常に稀有な出来事があったからです。結果的には、いずれも進んだ文明(スペイン人)によって両文明は滅ぼされてしまいます。もちろん、ここで「進んだ」と言っているのは、単純に武器とかというような技術的な面なのであって、王様が国を治めているという点では、実は政治的にはそれほど違わなかったのかもしれません。
技術力や価値観の違う二つの民族が出会ったとき、どのようなことが起きるのか、それを最も極端に示したのが、スペイン人とアステカ、インカとの出来事であり、そこから私たちが学ぶべきことは多いと思うのです。

さて、「嫌いな」古代文明、というのはさすがに言い過ぎかもしれませんが、あんまり好きではないのは古代中国でしょうか。特に理由があるわけでないのだけど、どうも私のイメージでは、中国の歴史って有史以来、とても画一的な感じがしてしまうのです。戦国時代を除けば、王朝はだいたい同時に一つだし。
真面目に勉強すれば違うのだろうけど、ヨーロッパやメソポタミアのようなダイナミックさがちょっと無い感じがします。
そうか、エジプトがあんまり好きでは無いのは、同じ理由なのかもしれませんね。

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