2006年6月1日木曜日

パソコンはなぜ腹が立つのか

パソコンを使っていて何が腹立たしいのか?
パソコンを擬人的に考えると、その動きの不自然さが理解できるように思います。
例えば、朝一番に会って「おはよう」と声かけても、すぐ返事するわけでもなく、少し経ってから「しばらくお待ちください」などと言われたらどう思います?
何か反応してくれるならいいんです。声をかけたり、物事を頼んだりすると、いきなり全く動かなくなったりして、10秒ほどたってからようやく動き出したりすると、こちらもイライラしてきます。10秒経って必ず復帰してくれるならいいけど、1分待っても戻ってこなかったらどうしますか? あきらめてリセットする場合もありますよね。
実社会でそんな人がいたら、まあ相手にしてもらえないでしょうし、まともなコミュニケーションなんかできません。私たちは、そんなコミュニケーション不全のパソコンを一生懸命なだめながら使っているわけです。

要するに、パソコンには人間にとって当たり前の「反応」というヤツがないんです。
もちろん、アラートのウインドウとか出てくることもありますが、おおよそ、リアルな人間の反応とは違う他人行儀な言葉ばっかり。
私も技術者ですから、どうしてパソコンってそうなっているのか、多少は理解しているつもりです。
パソコンに人間らしい「反応」を求めるには、恐らく今のままで不可能で、ハードウェアやOSレベルの対応が必要になってくるでしょう。そういう部分をきっちり考えたパソコンやOSが出てくれればいいんですけどね。(まあ、Mac は Windows よりはまだマシですが)

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