2008年2月19日火曜日

バンド維新

浜松アクトシティ中ホールで開催された「バンド維新」という吹奏楽のイベントを見に行きました。
このイベントの詳しい内容はここ
これは、正直言って非常に面白いコンサートでした。8人の超メジャーな作曲家が、吹奏楽の新作を発表するのです。
メンツがすごい。木下牧子、一柳慧、小六禮次郎、三枝成彰、丸山和範、服部克久、西村朗、北爪道夫の8人。昨日のコンサートも三枝成彰を除いて、全員勢ぞろい。しかも演奏前に各作曲家へのインタビューもあって、それがまた各人各様。服部克久なんて、テレビでしか見たことない芸能人って感じだったので、まさかこんなところで生で見れるとは思いませんでした。

曲がまたバラエティに富んでいます。現代音楽から、アニメ音楽まで、様々なタイプの曲が演奏されました。
私としては、一線で活躍する各作曲家が、日頃どんな曲を書いているのかとか、こういう依頼を受けたらどんな曲を書くのかとか、吹奏楽というジャンルにどう向き合うのかとか、そういうことに対するスタンスの違いを感じることが出来たのが最も面白かった点です。

演奏としては西村朗氏の作品が圧巻だったわけですが(素晴らしい演奏!)、私としては、どんな依頼があっても全く手加減せず自分の世界に持ち込んでしまう氏のスタンスには、やや苦笑いという感じ。
木下牧子作品は、芸術作品としての音楽の懲り方とエンターテインメント的な要素を良く織り交ぜた佳曲。むしろ教育的配慮があり過ぎ?もっと個性的でもよいかも。
小六、三枝、服部各氏はテレビ・映画音楽の焼き直し。でも、それぞれ味があって良かったし、結果的には演奏会のレパートリーとして取り上げられるような気がします。
一柳、丸山、北爪各氏の曲は、すいません。あまり、私的にはパッとしませんでした。

このイベントを通して、吹奏楽で一つ気になることがあるのです。
そもそも、今回の企画は、少人数アンサンブル的な曲を作って欲しい、という依頼だったのですが、それでもたくさんの打楽器がドンシャカ鳴っていて、どうも音楽的にしっくりしない感じがありました。
場合によっては、全く管楽器のアンサンブルと遊離しているような演奏もあるように私には思えました。
かのリムスキー・コルサコフも管弦楽法の中で、打楽器をあまり多用しないよう言ったとか言わなかったとか。

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