2011年6月26日日曜日

二群の女声合唱のための組曲「へんしん」楽譜動画アップ

すでにいくつかのチャンネルでお知らせしていますが、ブログでもまとめて紹介します。

もう2年ほど前になりますが、横浜で活動する女声合唱団アンサンブルMoraの1stコンサートで初演された、二群の女声合唱のための組曲「へんしん」の演奏と、楽譜をまとめて動画にして YouTube にアップしました。
演奏会のお知らせの記事はこちら

また、各曲の動画へのリンクも貼っておきます。
1.子供八人生みました
2.こっちにおいで
3.ひぐらし
4.雛祭り
5.猫屋敷
6.うるんで見える

本作は無伴奏で二群の合唱というスタイルを取っています。
二群というのは、音楽的な面白さという側面もあるのですが、テキストに現れる登場人物を代弁させる意味合いも持っています。例えば、1コアが私、2コアがお母さん、といったような役割分担です。
聞いて分かりやすく、なおかつ楽しめる音楽を目指して作曲した組曲です。とはいえ、もう作曲したのは10年前なんだよね〜

詩の世界がまた、とても私好みなのです。
全体的に、子供向け、というかファンシーな感じに捉えられがちですが、よく読んでみると結構ブラックな味わいのあるテキストなのです。
そもそも子供の感性って、大人の常識が足りない分、自由奔放なものを持っているはずなのだけれど、一般的に子供向けのテキストというのは、どうしても嘘くさい倫理性を纏ってしまうもの。だから、きれいな表現の中にも、恐怖とか死とか、そういうものがきちんと織り込んであるほうが、よほど子供の心象を良く表現しているような感じがするわけです。
この詩を書いた宮本さんとは、初演の際に初めてお会いして、いろいろお話ができたのは大変良い想い出です。

出版も考えてはいるのですが、今までの経験からなかなか数も出そうにないので、まずは動画を見て頂いて、演奏を希望される方に楽譜は直接お送りしようと思っています。
私まで楽譜希望のメールを頂ければ、PDFで添付して返信いたしますので、ご遠慮なくお申し付け下さい。

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