2011年6月23日木曜日

妄想技術:寄付フォロー

私自身、寄付とは無縁の生活をしているのであまり体感したことは無かったのですが、もちろん世の中には寄付で活動している多くの団体があります。基本的に何とか財団、みたいなのは大元の資本金が寄付から成り立っているのですし、寄付金を集め関連する人々に分配するような法人もたくさんあります(もちろん話題の発端になったNPOも)。
しかし、依然として一般的に経済は売った、買ったで成り立っているわけですが、この中における寄付の比率がもっともっと高まっていったら面白いのに、と思うわけです。

それで一発アイデアですが、Twitterで「寄付フォロー」みたいな機能があったらどうだろう、と思い付いたのです。
基本的には、それほど難しい機能ではありません。
例えば、あなたがTwitterで誰かをフォローする際、通常のフォローに加え、寄付フォローという選択肢が増えます。寄付フォローの際には金額を設定します。例えば月額10円、100円、200円、500円、1000円から選ぶ、みたいな。もちろんそのためには、クレジットカードの登録などは必要になることでしょう。
寄付フォローすると、フォローされた人には、その寄付金が直接手に入ります。まあ、Twitter社に多少の手数料は取られてもいいとしましょう。

そもそもTwitterって、有名人の言動を直接見聞きできることがその魅力なので、自分の好きなアーティスト、言論人、政治家に対する直接支援を寄付することによって行えるなら、その人に対する共感度はさらに増していくものと思います。
それが、Twitterというシンプルな仕組みと同期することで、より気軽に寄付することに繋がるのではと思うのです。10円みたいな超低価格寄付もありとすれば、その気軽さはさらに増していくのではないでしょうか。
Twitterのフォローはいつでも簡単に出来ますし、解除も簡単。受ける側はブロックだって可能。それなら、寄付といっても後腐れない関係として利用し易いのではないでしょうか。

前も書いたように、寄付というのは需要・供給とか、最適な価格とかという観念があまりそぐわない行為です。支援したいという積極的、前向きな気持ちの表れであり、したくない人は全然する必要はないのです。
こういった経済観、価値観が広まっていけば、売り上げ=人気、のような価値観も崩れていき、より本質的なアート、言論、政治が育っていくのではないかという気がするのです。

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