2005年8月2日火曜日

世界合唱の祭典 ワークショップの紹介

私が聞いたワークショップは、既に紹介した鈴木雅明氏の「バッハのモテット」以外は、「日本の合唱音楽」(新実徳英/松平頼暁/中村透/西村朗)、「ラテンアメリカの合唱音楽」「アジアの合唱音楽」に行きました。
ナマの作曲家を拝みに行こう、というのが基本的な動機。だけど、ほとんど日本人相手に、講師も慣れない英語でしゃべるというのは正直厳しかったのも事実。ただ、それぞれの作曲家の人となり、考え方、方向性を知ることが出来たのは良かったと思います。
ラテンアメリカの合唱では、本国の出版状況が良くないという点について、さんざんこぼしていました。自国の作曲家が曲を書いても、アメリカに行かないと楽譜が買えないという状況らしい。そういう国もあるのですね。ブラジルの合唱曲はいずれもリズミカルな楽しさを強調したもので、アンコールで使えそうな面白い曲を皆で歌いました。
アジアの合唱では、韓国の作曲家の自作品紹介と、台湾のブヌン族の倍音唱法のレクチャーでした。倍音唱法はマジですごかったですよ。パソコンでスペクトルアナライザ(音声の周波数分析)を立ち上げて、リアルタイムにグラフを見ながら倍音を制御した声を聞かせてくれました。人間の声で高次倍音をあんなように制御できるとは驚きです。口の中の空間を舌で二つに分割したりして、特定倍音を出すのだそうです。電子楽器でレゾナンスをいじったような電子的な音が鳴っていました。でも、相当修行しないと、体得出来なさそう・・・

3 件のコメント:

  1. 私も台湾のセミナーに行きましたが、2回のうちのMATTさんとは違うほうに行ったようです。周波数解析や倍音のコントロールまでは行きませんでした。
    え~と、かなり悔しいです^^;

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  2. でも同じ講師なんですよね・・・
    私は午前中のほうです。
    確か、私が行った時は、午後のレクチャーでは実践編をやりますと言っていたような。

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  3. 私は午後ですが、トラバ先に書いたように、10人の歌手の方が(民族衣装で登場して)歌ってくれました。まず各パートごとに音域・歌い方を聴かせてくれ、それからあわせるとどうなるか、という感じで実際のお祭りの時の歌を歌ってくれました。
    画像としては、4パートがどう重なっていくかという1枚のグラフだけでした^^;

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