音を扱うとき、どうしてもこの単位だけは避けて通れません。音楽とはあまり関係無いのですが、今後の音の説明のためにも是非ご理解ください。
周波数とは一言でいえば、一秒間に震える数(振動数)です。
ですから、震える物であれば、どんなものでも周波数で表現することは可能です。単位はHz(ヘルツ)です。10[Hz]なら一秒間に10回震えます。
世の中で非常にたくさん使われている単位なので、ほとんどの方は聞いたことがあると思います。
音楽でHzが用いられるのはチューニングの時です。
一般的には中央のAの音を440[Hz]にチューニングしますね。もちろん、440[Hz]とは、一秒間に空気を440回震わせる音、ということです。
音楽でなければ、テレビやラジオの電波の周波数で使われるのを良く聞くことでしょう。この場合、kHz(キロヘルツ)とか、MHz(メガヘルツ)とより大きい周波数になります。キロは千倍、メガは百万倍です。ついでにG(ギガ)は十億倍です。パソコンにおいては、クロック周波数をこの単位で表現しますね。もちろん、周波数が早いほどパソコンは高速になるわけです。
交流電源では、周期的にプラスとマイナスが入れ替わります。その周波数は、日本では東側が50[Hz]、西側が60[Hz]なのはご存じのことと思います。
一定の時間にいくつあるか、という意味では、最初に扱ったテンポ(BPM)も似たような単位なのかもしれません。
テンポは一分間でしたが、周波数は一秒あたりの数字です。例えばテンポ=120を周波数でいったら、2[Hz]ということになります。まあ、普通はテンポをHzで表すなんてしませんが。
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