話題の大作映画、レッドクリフを観ました。
三国志の「赤壁の戦い」を映画化したもの。ジョンウー監督、トニーレオン、金城武など俳優陣も豪華。
私は三国志は全く詳しくないものの、映画の最初に時代背景の説明があったり、そもそも映画の人物造形が比較的分かり易くしてあったため、全体的には非常に明快な内容です。恐らく、事前知識必要なしで観れます。
続編が来年四月にあり、本当の「赤壁の戦い」はそっちで描かれることになります。今回は、さあ戦いだ!というところですっぱり終わります。そういう意味ではこの映画単体では、映画にはなっていないと言えるかも。
しかし、三国志全体が持つ雰囲気とか、各武将たちのキャラクターなどがうまく表現されていて、何となく親近感を感ずることが出来ました。どちらかというと、正確な歴史考証よりも、エンターテインメントを優先している感はありましたけど。
特にそれを感じたのは音楽。
登場人物が笛を吹いたり、琴を弾いたりするシーン。いずれも2〜3世紀の中国とはとても思えない現代的な音楽が鳴っていて、いやあ、こりゃ大胆だなあ、と感じました。
笛のメロディなんて完全に西洋音階の今どきの旋律だし、琴を弾くシーンなんか、フラメンコギターとかチョッパーベースを弾いてるみたいな激しさ。いやまあ、そこに正確な時代考証を求めるわけじゃないですが・・・。
ちなみにこの映画の音楽は、岩代太郎だそうです。
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