2007年12月2日日曜日

再び、聴いて楽しい曲

先日のヴォア・ヴェールの演奏会でアンケートをとり、その中にどの曲が面白かったか、という設問があったのですが、集計の結果、今回は面白いほどばらけていました。

今回は、組曲毎に1ステージという形を取らず、一つのステージでいろいろな曲をごちゃ混ぜにしました(コチラ参照)。おかげで一つ一つの曲に対して、お客様が意識して聞いてくれるような雰囲気をうまく作れたような気がしています。
��もちろん、第二部の「母音」は組曲ステージでしたけど)

一般の人が知っている曲を「良かった」という人は、いつでも一定量いるものです。だから、多くの合唱団では、唱歌系やポピュラー系(といってもかなり古め)のステージを作ったりするわけですが、そういうステージが必要だと考えること自体、その他のステージの存在意義を危うくすることになりかねないと思います。
今回、当然のこと、ノスタルジアの「村の鍛冶屋」「みかんの花咲く丘」にも人気は集まっていますが、実はそれと同じくらい、「狩俣」やマンチュヤルヴィや「母音」の各曲も気に入っていただけた人がいて、大変嬉しく思うと同時に、初めて聴いても面白い音楽、演奏はあり得ると確信したりもしています。

ただ、大まかに言っちゃうと、純粋合唱曲の中では、テンポが速い、音量が大きい、振りが付いている、歌以外の音がある、という要素があるほうが人気があったようです。
もちろん、シブいシリアスな音楽の良さを伝えることも大事だけれど、みんながそういう音楽を要求するのなら、それに答えるのだって重要なこと。
薄々気付いていたことを、今回の演奏会を通して、あらためて感じることが出来ました。

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