2006年6月10日土曜日

E=mc^2を歌おう

せっかくハーモニーに載ったんだから、旬のうちに歌おう、ということで「E=mc^2 PartII」 をウチの団(ヴォア・ヴェール)で、静岡県の合唱祭(6/18)において歌うことにしました。
この楽譜を見て、「うわー、変な曲!」と思っている方も多いかと思います。確かに、世の中にこういう曲はあんまりないかもしれませんが、歌ってみると、それほど難しいわけではありません。
というか、この曲を歌うと、まるでソルフェージュの練習のような状況になります。# や b はそれほど多くないし、割と普通のダイアトニックスケールの感覚で音は取れます。ただ、テンポが速いのと、シンコペーション、3連符などリズムのバリエーションが結構あるので、パッと見て歌うには難儀するようです。そんなわけで、歌う側もかなりソルフェージュ力を試されます。逆に言えば、ソルフェージュ力を試すために、この曲を使ってみるというのもアリかも。
ほんとうは、もう少し曲の仕掛けを曲作りに繋げていきたいのですが、まだまだ音符を追うのが精一杯で、恐らく本番で十分に曲の面白さを表現できるかは厳しいかもしれません。それでも、「lae lae lae lae」を強調することで、聞いた感じの面白さは出てきますし、中盤から後半にかけての盛り上がりも、それなりに印象は与えられるような気がしています。あとは、各パートが落ちないことを祈るばかり。

ちなみに、この曲は、以下のようなイメージをもって作ったものです。
相対性理論の説明をするような本には、大概、ロケットが話の中に出てきます。ロケットでなくても、何らかの非常に高速で動く乗り物です(電車とか)。そして、このロケットから出した光はどうなるのか、というように話は展開します。その説明の中で、ロケットは観測者に向かって光速に近い速度で近づき、そしてすぐ横を通り過ぎ、また光速で去っていくのです。
この曲はいわば、自分に近づき、間近を通り、そして去っていくロケットの描写です。まるで、ある駅を通過する新幹線をホームで見ているような、そんなスピード感を想像してみてください。

実際、ハーモニーに載ったとはいえ、そうそう歌われるとは思えません。どうせ、変な曲だし~。
もし少しでも興味があるようでしたら、6/18に浜松のアクトシティ中ホールで、この曲が響き渡るはずですので、よろしかったらいらしてください。

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