2009年11月12日木曜日

伊豆演奏旅行記

前々回ご紹介したように、伊豆で開催された国民文化祭に参加しました。久しぶりに合唱ずくめの週末を過ごしました。せっかくですので、簡単にご報告いたしましょう。
土曜日はヴォア・ヴェールの単独ステージ。なぜか体調不良者が続出し、5人落ち状態で本番に臨むことに。もともと曲の内容も決して明るくなかったせいもあり、十分に会場を鳴らせなかったような気がします。お客さんから見ると少々しょぼくれた演奏に聞こえてしまったかも。
私としては、今できるレベルの演奏は何とか出来たかなとは思いますが、今後はもっと根本的に印象深い響きを作っていくべきと感じました。

��日間を通して松下耕さんの委嘱作の練習が何度も行われました。なかなか反応の悪い大人数合唱相手に高いテンションで導いていく松下さんの指導に感心。
作詩をされた山崎佳代子さんから、詩に対する思いを聞けたのは大変良い機会でした。合唱活動をしていると、自分とは決して交わらない世界と交錯することがあります。そういう貴重な体験の一つになりました。
練習中、松下耕さんから「もっと多くの作曲家の方に取り上げてもらって、広く歌われるべき詩です。ね、長谷部さん」と思わずネタにされ、山崎さんとも直接お話などさせて頂いたおかげで、何か来たるべき作品の予感がしてきました・・・後は、作曲の依頼だけです。

今回は自前のステージと、委嘱作の練習のおかげでついに他団体を一つも聴けませんでした。ママさん系が多かったようですが、かなりの高レベルの演奏もあったようですので、ちょっと残念。
国民文化祭自体のあり方にはいろいろ思うところもあるものの、団全体でのバスツアー、大交流会、温泉、と個人的には伊豆旅行を十分満喫してしまったのでした。

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