上原ひろみのピアノソロアルバム。
これまでピアノソロというと、どちらかというとメロディアスでしっとりした曲調だったり、コテコテのジャズだったりして、クリエイティブな側面では実はそれほど期待していなかったのです。
しかし、そんな不安も杞憂に終わりました。1曲目からハードで過激な雰囲気(途中までほとんどミニマルちっくな現代音楽)。超早弾きも複雑な変拍子も健在。ピアノソロという単調に陥りやすい音像をものともせず、多面的なピアノ音楽の深みを追求しているのが良く伝わってくるのです。
終曲は矢野顕子がボーカルで参加。(矢野顕子も若い頃の音楽は過激で大変好きなのだけど・・・)
もちろん、しっとりした曲もコテコテの曲もありますが、何しろ他の楽器が無いだけに純度と密度の高い、凝縮された上原ひろみの世界が楽しめます。おまけのDVDも必見!超おススメの一枚です。
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