正直、ありがちな青春&根性&人情モノだと思い、最初から期待はしていなかったのですが、何かしら義務感のようなものにせき立てられて、結局この映画、見ることにしたのです。
しかし、過剰な期待がなかったせいか、想像以上に面白かったです。全体に漂うB級感、シュールでファンキーなギャグや演出など、予想外の可笑しさ。
しかしそれ以上に驚いたのは、「合唱」の本質について、映画の中でかなり突っ込もうとしていたこと。
不良少年の権藤が主人公に対して説教するくだり「テクニックとかではなくて、歌にとって一番大切なことは何か?」
もし、この答えが「心」とか言うのだったら、私は大変幻滅したことでしょう。そんな予定調和な答えこそ、嘘っぽさ、安っぽさを感じさせてしまうのです。
彼の言ったことはスゴイ。
「フルチンになることだ!」
つまり、飾りを脱ぎ捨てて、裸の自分を見てもらう覚悟を持て、ということ。なかなか深い言葉じゃないですか!
そんなわけで随所に、なかなか感心するようなセリフが散りばめられてます。ストーリは結局、合唱コンクールの最後の舞台で終わるという、ある種ありがちなパターンではあるものの、映画製作者が伝えたかった想いはかなり明瞭に伝わってきました。
全般的には、合唱がかなり自虐的に扱われていて、個人的にはヒット。でも嫌う人もいるかも。
どんなにダサくても、でもやっぱり合唱っていいよね、と最後に思わせるってのは、この映画の力量だと思いました。
お~! 予想通り(?)行ってきたんですネェ、うた魂♪
返信削除��こないだの土日は行ってなかったと思うので、夜な夜な行ってきたんでしょうか?)
でも「フルチンになることだ!」というセリフもすごいなぁ…。
今後のVVでの指導時にも、是非持ち込んでくださいね(笑)。
素早いコメントありがとう。^^
返信削除もちろん、見に行きますとも。ちょいマイナー気味なので油断すると、すぐ終わっちゃいます。
普通は週末に見るのですが、レイトショーで見に行ってきました。
おススメですよ。