2007年3月23日金曜日

クラシックを聴かない

今、結構面白い本を読んでいます。読了後、またご紹介しますが、芸術全般にまつわる経済論のような内容。
それに直接関連しているわけではないけど、クラシック音楽というのは、実際に音楽市場として成り立っているのでしょうか。まあ、そのように乱暴にクラシックをひとまとめにするのも野暮なんでしょうが、世の中一般的に、クラシック音楽を好んで聴いている人がそれほどたくさんいるとは思えません。

恐らく、クラシックを好んで聴いている人は確実に年々減っているのだと思うのです。
そして、その理由は何かと問われれば、あられもない言葉で言うのなら、つまらない、からではないでしょうか。あ~言ってしまった。
私とて、非クラシック系音楽を聴くほうが最近は多いです。自分自身がどうしてそうなのかと問われれば、非クラシック系にたくさんの面白い音楽やアーティストがいるからであり、自分が感動や刺激を受けることが多いからです。もちろん、感動の量や質を問うことは難しいです。しかし、私から見れば、クラシックは全般的に、保守的で予定調和的であり過ぎます。そもそも、現代に作られた音楽を演奏していないことが根本的におかしい。

もちろん、クラシック音楽の中に非常に高いレベルの音楽性を発揮し、それをきっちりと演奏する素晴らしい演奏者がたくさんいるのは確かです。私もたくさんの好きな作曲家はいるし、たまには演奏会にも足を運びます。しかし、本当に私が求めているのは、クラシックでは感じられないような、もっともっと狂おしいほどの革新なのかもしれません。
こういったメタな話、しばらく書いてみようと思います。

1 件のコメント:

  1. あまがえる2009年5月5日 1:40

    古い音楽から順番に聞いていけば、よく演奏されるレパートリーの革新的なところがわかりやすいかもしれません。
    個々の作品をその作品が成立したと同時代の楽器で演奏されれば、また革新がわかりやすいかも。
    クラシックでも現代音楽はとても革新的だと思います。

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