2007年3月12日月曜日

ヘルシンキに行ってきました

会社の5年に一度に取れる連続休暇を利用して、今回はフィンランドの首都、ヘルシンキに行ってきました。
ちなみに5年前の話題はここ
五日間ずっとヘルシンキに滞在して、トラム(路面電車)を乗りまくりながら、いろいろなところに行きました。まあ、はっきり言って今回の旅行の主目的は妻のショッピングなので、旅行日程はほとんど妻が考えたのですが。
ショッピング以外のことをトピックに分けてご紹介。
●ヘルシンキの気候
もちろん、北欧だから寒いです。ただ、防寒対策はかなり準備していったおかげか、あまり寒さは感じなかったのが正直なところ。気温はだいたい0℃前後でした。天候はほとんど曇りか、ちょい雪(ちょっと雨)。
そもそも北欧の雰囲気を堪能するなら、厳寒の冬か、日の長い夏にすべきなんでしょうが、そういう意味では中途半端な時期の観光でした。まあ、自然を堪能する目的でなかったので、どうでもいいんですけど。
●博物館と美術館巡り
ずっとヘルシンキにいたので、博物館や美術館にも行きまくり。
行ったのは、国立博物館、デザイン美術館、スオメンリンナ博物館、郵便博物館、国立現代美術館キアズマ、アテネウム美術館、の6つ。デザイン美術館はなぜかF1の特別展で、F1のレースカーが展示されてました。あと、キアズマ、アテネウム美術館で現代美術を堪能。オブジェとか、パフォーマンスを上映していたりとか、アバンギャルドな芸術もたくさんあって、何というかヨーロッパの前衛芸術に対する寛容さをちょっと感じたり。
●クラシックコンサート
当日券で、国立オペラハウスでやっていたチャイコフスキー「スペードの女王」を鑑賞。時差で眠くて、第2,3幕ではところどころ気を失ってました。正直、主人公の歌手の風体がいまいちだし、現代的な演出にも共感は覚えませんでした。最後のアカペラ男声合唱の音程がちょっと酷くて、全体的にう~んという感じ。
テンペリアウキオ教会での、フィンランド放送交響楽団の演奏会にも行きました。こちらは事前に日本でチケットを購入。これは大変面白かった。特に最終ステージのストラヴィンスキー「プルチネルラ」が面白い曲でした。指揮者は徹底的に音楽のキレを重視していて、残響の多い教会の中で、もやもやしない音像を実現していたと思います。ああいう固めの音楽作りって日本ではあまり聞かれなくって、個人的には大変気に入りました。

ヘルシンキは大都会というわけでもなくて、日本で言えば、広島とか仙台くらいの感じの大きさでしょうか。いろいろ見て回るのもちょうど良いくらいの広さ。どこにも英語の案内があるし、ほとんどの人が英語を理解するので、そういう意味でも安心(自分の英語力を棚においても)。恐らく日本よりも安全で、気楽に観光するにはなかなか良い場所だと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿