合唱は高校2年の頃から始めました。
高校時代に合唱曲を作ったことはないのですが、ポップス系の曲を作っていたりしたので、好きなJ-POPの曲を合唱アレンジしたことはあります。ピアノ伴奏の楽譜は雑誌に掲載された弾き語りのヤツを使って、合唱部分だけ作っていました。古い楽譜を紐解いてみたら、私がアレンジした楽譜発見。こんな曲です。「悲しみにさよなら」「君のハートはマリンブルー」「涙のリクエスト」「恋人がサンタクロース」…うぅ、古いなあ。
大学の頃も、ポピュラー曲のアレンジはいろいろしました。合唱団で取り上げたので覚えているのは「青葉城恋唄」。仙台で歌う定番曲ですね。
いろいろな合唱曲を歌っているうちに、ちょっと合唱曲を作ってみようと思い立ったのもこの頃。学園祭の出店での余興とか、団地の公会堂でのミニコンサートとかで歌うポップス風の合唱曲を作ったりしました。それから、堀口大学の詩に曲をつけて昼練で取り上げてもらったりしたっけ。
この頃の自分の感覚としては、アカペラは愛唱曲的なもので、ピアノ伴奏の曲のほうが本格合唱の世界という感じがありました。大学合唱団の定演ではいつもオケ付きの合唱曲をやっていたので、単純に楽器数が多いほど、音楽的に高尚だ、という感覚があったのかもしれません。自分としては当時ピアノ伴奏をしっかり書ける自信が全然なくて、アカペラの曲ばかり作っていました。
就職後は最初ロックバンドでキーボードを弾いたりしてましたが、一年ほどして合唱を再開。そこでまたメラメラと合唱曲を作ってみたいという気持ちに火が付いてきます。その当時の私にとって、合唱曲を本格的に作っていこう、という決意は、イコール、ピアノ伴奏付きの合唱曲を作曲するということと同義でした。何曲か書いては捨てを繰り返し、何となくサマになったかな、と思い始めた頃、当時在籍していた合唱団の先生に自分の曲を見てもらったのです。
合唱曲を作ったって歌ってもらわなきゃ意味ないので、そういう行動は当然とは言えますが、曲の出来によってはかなりイタい人になりかねない。でも、恐らく作曲したいと思う人にはそういう厚顔無恥さが必要なんじゃないかと思います。人には迷惑をかけますが、きちんとエリートコースで作曲家の道を歩んだわけでないのなら、人に発信していくのは大事です。あとは、白い目で見られない程度のさじ加減が出来るかだけですね。
お久しぶりです。
返信削除私は自分でいろいろ錯曲変曲した「室内楽もどき」とか「弦楽合奏のできそこない」をこしらえるたびに、所属する弦楽合奏団(私はチェンバロで参加している)で無理矢理演奏させています。
自作曲を俎上に乗せることに関しては、歌詞が加わる「声楽」は、何となく「器楽」よりも「照れくささ」が加わるような気もします。披露する側としては器楽よりも一層「図々しさ」(^^;)が要求されるかも知れませんね。
なお、私のケースでは「実験台」になる弦楽合奏団はメンバー全員がアマチュアなので私が多少図々しくしても抵抗感が少ない。こういうことが一層行いやすい環境かも知れません。
炎のコンティヌオさん、こんにちは
返信削除>「器楽」よりも「照れくささ」が加わるような気もします。
自作の歌詞なら照れくささ100倍ですが、普通はちゃんとした詩人のものを使うので、それほどでもないです。
むしろ、詩に寄りかかれない分、器楽のほうが丸裸の自分を見られるような気がしてしまいますが・・・
図々しさが必要といいながら、気弱な私は、かなり控えめにやっているつもりですが、周りはどう思ってるでしょうねえ。
お久しぶりです。
返信削除プロフィールを拝見して、ちょっと気づいたことがあって書き込みしました。
私は、小中学生の頃掛川市に住んでいたのですが、自宅に来ていたピアノの調律師さんが誘ってくれて、夏になると浜松の山寺のバロック音楽会に行った記憶があります。山の夕暮れにたいまつが力強く燃えていて、お寺の中ではチェンバロだとかリュートだとか(調律師さんはリュート奏者でした)古くて懐かしい楽器が配置されていて、子供ながらにも美しい演奏会だったことを今でもよく覚えています。
それってもしかすると、「浜松バッハ研究会」では??とふと思いました。
もしそうだとしたら、私は知らない間に長谷部さんの演奏を聞き心に残り、長谷部さんも知らない私の所属する団体の演奏を聴いて感動してくれた、ということになるのですね。
さて、私が所属する岡崎混声の演奏会は3月19日14時から愛知県芸術劇場にて行われます。練習も佳境に入っております。都合がよろしければぜひ、いらしてください。(入場料も一般1,000円高校生以下500円と格安!です)
akiさん、こんにちは。
返信削除>夏になると浜松の山寺のバロック音楽会に行った記憶があります。
>それってもしかすると、「浜松バッハ研究会」では??とふと思いました。
うーん、残念ながらバッハ研究会ではないと思います。
その昔、「お寺DEコンサート」というのがあって、私も聞きに行った記憶がありますが、それじゃないでしょうか?
岡崎混声さんの演奏会、面白そうですね。
その日は残念ながら練習があって行けませんが、ご盛会をお祈りしています。