渡辺謙が出演するということで話題の多かったバットマンビギンズ、見に行きました。なかなか面白かった。今回は、ビギンズということで、主人公ブルースウェインにどのようなことが起きて、バットマンが誕生したのかが語られます。中盤、バットマンのいろいろな武器や、例のスーパーカー(バットモービル)が作られる由来が出てきて、とんでもない話ではあるけど、そうやってバットマンが段々作られていく過程が面白かったりするわけです。
ただ私にとって、バットマンと言えばやはりティム・バートンなのですが、当然ながら、今回の映画はティム・バートンものとはかなり違います。今回はどちらかと言うとスパイダーマンに近いテイスト。ティム・バートンはもっともっと、おとぎの国の話にしちゃうんです。悪役もピエロのような哀しさを持っています。ゴッサムシティなんかも全然雰囲気違いますね。今回の場合、超近代都市にアジア的スラム街がドッキングしたような街になってました。非常にリアルな設定で、ティム・バートンが持っていたファンタジー要素、寓話的要素がほとんど無くなりました。まあ、監督が変われば、同じようにやって欲しいなどとは思わないので、それはそれでいいんですが、それでも、私的にはバートンのバットマンのほうがやはり好きですね。
それでも、全体的には小ネタも利いているし、ちょっぴりシリアスな雰囲気を持ちつつ、カーチェイス含む派手なアクションシーン満載の今回のバットマン、面白い映画だと思いました。
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