全国大会に行って思わぬ出費になるのが、パナムジカの出店で買う楽譜代。
今年の購入楽譜は、コスティアイネンのMISSA IN DEO SALUTARE MEUM、モチュニク:Christus est natus、トルミス:古代の海の歌、千原英喜:どちりなきりしたん、といったところ。毎年、演奏を聞いたあと、思わず楽譜を買うのはいいのだけど、その後歌うでもなし、本棚の肥やしになっていくわけです。
もちろん、楽譜を買ったら、ピアノでたらたら弾いてみたりします。
よく、一流の指揮者、作曲家は楽譜を見るだけで頭の中で音楽が鳴る、なんて言いますが・・・、そういう話を聞くと、私などついつい反発したくなっちゃいます。どうも人々は音楽の能力を、そういう技術力で測るのが好きらしい。まあ、人の頭の中でどんな音が鳴っているか、頭をかち割ったってわからないんだから、「私は鳴るよ」なんて言われても否定はできないわけですが。
そんなわけで、そんな能力のない私は一生懸命ピアノを叩くのですが、ピアノの技術も無いので、数ページ弾いていると弾くのに精一杯になって曲の輪郭がぼやけてしまうのです。そして、やっぱり音源が欲しいなあ、とか思うわけです。まあ、苦労してMIDIで打ち込んでもいいのだけど、最近は面倒になってきました。
かくして、音像も明らかにならないまま、またまた本棚に合唱楽譜がたまっていくのでした。
今回ゲットした楽譜の中でとりわけ異色なのがトルミスの曲。はっきり言って弾くのは簡単です。ただ、歌詞をつけたあの独特の感覚は声でないとわからないし、楽譜上では淡白な白玉の和音も、分厚いハーモニーがあればこそ映えてくるわけで、そう考えてみるとやはりトルミス、恐るべし、と今更ながら思うのです。
この曲は、極小的な和音構成よりも、曲の構成力こそ評価されるべきなのでしょうね。
blog化記念!僕のblogアドレスも晒しちゃいます。
返信削除blogのハンドルは「まちこ」なので、ここでもコメントはまちこでしますね。よろしくおねがいします。
MISSA IN DEO SALUTARE MEUMの中の「in deo salutare meum」はステージでやったことあります(←指揮で)
あれは小編成のSATBでもできるのでオススメですよ。他は極端に男女比が女性richじゃないとできないですけど。
どちりなも終曲なんてアンコールにいいのではないでしょうか。
それにしても、買う楽譜の趣味が似てますねー。
この曲、流行ってるんですか?作曲そのものは20年前っぽいけど、初めて知りました。といってもコスティアイネンも「ヤコブの息子」以外良く知らなかったのですが・・・
返信削除機会があれば歌ってみたいですねえ。
特に流行ってるわけでもなさそうですが…知り合いに教えてもらって知りました。「in deo salutare meum」だけ取り上げたのはかなり珍しいと思います。Kostiainen自体はメジャーなので、このミサ取り上げる所は増えそうな気もします。
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