2012年8月9日木曜日
46歳、大人の水ぼうそう
この歳になってまさかの水ぼうそうに罹ってしまいました。
私が罹る2週間前に息子が水ぼうそうになったので、潜伏期間的にも明らかに息子から移されてしまった形です。
それにしても、大人の水ぼうそうはヒドくなるとはネットなどにも書かれてましたが、息子の状況からあまりにかけ離れた私の惨状を見るにつけ、全くもって大人の水ぼうそうは大変なことになることを身に染みて体験してしまいました。
何がヒドいって、見た目です。
私の場合、ほぼ全身に水ぼうそうが出ました。顔やお腹、背中はもちろんのこと、手足は最初は二の腕や腿どまりだったのが、最終的には手のひら、足のひら、指まで到達。のどの奥や耳の中にも出来て、ほぼ全身完全制覇。
特に顔やお腹,背中は1平方センチの隙間もないほどの密度で出たので、ほとんど見た目は怪物としか言いようが無い状態。しばらくしたら治ると言われても、その精神的ショックは結構なものです。
発症後10日ほど経った現在、ようやく事態は収束し始めていますが、これらがカサブタ化して完治に向かうのにもう数日、仮にカサブタが取れたとしても、しばらくは皮膚に赤い斑点が残るものと思います。
私は皮膚が弱いので、全て終わったあとも身体中に恐らく相当の水ぼうそうの痕が残ると思います。まあ、そんなことを気にする年齢でも性別でも無いですが、単なる伝染病なのに後遺症が強過ぎ。本当に大人の水ぼうそう恐るべしです。
ちなみに母に電話して聞いたところ、私は幼稚園に行く前に水ぼうそうをしたかも、という返事。えーっ、それほんと!?という感じですが、だとすると、子供の頃にやったことが一生罹らないことの何の保障にもならないじゃないですか。医者にも聞いてみましたが、免疫の低下で再度罹るということもあるかもしれない、と言ってました。しかしそうなると、何を信じていいのやら・・・
(後で聞いたら、幼稚園に行く前に水ぼうそうしたというのはかなり怪しそうだった)
水ぼうそうを患っている間、ネットの個人ブログなどでも体験を読んだりして参考になったので、私の経過もここに紹介しておくことにします。(今後の状況も追記していきます)
1日目:
仕事をしていても妙にだるくて熱っぽい。家で熱を測ったら微熱があった。
2日目:
解熱剤で熱は下がっていたので、そのまま仕事へ。やはりとてもだるくて熱っぽい。明らかに調子が悪かったので早めに家に帰って熱を測ると、まさかの39度。
3日目:
額にデキモノがあるのはちょっと気になっていたけど、妻から「まさか水ぼうそう?」の指摘。身体を調べると、何カ所かそれらしき斑点が発見される。朝、近くの医者で診てもらったところ、水ぼうそうに決定。息子と全く同じ薬をもらう。
熱は夜くらいから40度弱が続き、何となく苦しくて眠れない。
4日目:
身体中に一斉に水ぼうそうが出来始める。水ぼうそうだと分っていても、本当に大丈夫か、と心配になる。同じ医者に点滴を打ってもらいにいく。「わぁ、スゴイ出たね!」と驚いてくれる。体調は一向に良くならず。
5日目:
ますます水ぼうそうは拡がる。元気のいいものは透明で半球状に膨らんでいる。
状況を心配した妻の両親がいろいろと医者に相談した結果、夕方に某大病院に紹介状付きで診察してもらうことになる。ここでも、先生方に「スゴいですね!見事に出ましたね」と驚いて頂いた。
家にいても子供がいて休まらないのと、異星人のような姿の病人の世話にも苦労させてしまうだろうという気持ち、そして何より今まで入院経験が無かったということで(やや興味から)、こちらから入院のお願いをした。
幸い部屋も空いているようなので、病状が改善するまで入院することにする。伝染病なので、一人部屋&面会謝絶。常に空気を排出する装置が作動していて、かなりうるさい。
6日目:
水ぼうそうが手の甲、足の甲まで拡がる。依然、熱は38〜39度。入院した夜は、何度も寝たり起きたりしたが、だんだん寝ているのがつらくなって、椅子に座る時間が多くなった。
治療は1日三回の点滴。中には抗ウイルス剤が入っているとのこと。水ぼうそうの活動を弱めるための薬らしい。
7日目:
箇所によっては色が少し黒ずんできて、水ぼうそうの勢いが無くなってきているらしい。
熱が出てつらいというと、解熱剤をくれる、ということを初めて知った。それなら最初から毎晩頼んだかも知れない。私は点滴の中に解熱剤が入っているとばかり思っていた。
8日目:
解熱剤を使ったせいか、37度台が見えてきた。夜になるとまた体温が上がるのでは、と警戒していたが、どうもそれほど熱は上がりそうも無い。
9日目:
熱は完全に平熱に。身体中の水ぼうそうはそのままだが、身体が軽くなり、食欲も戻ってきた。先生と話したら、いつでも退院していいとのこと。なので翌日退院することにした。
10日目:
顔の水ぼうそうの一部がカサブタ化し、手で触れるとポロポロと落ちるようになってきた。顔以外はまだカサブタ化していないが、ほとんどのほうそうが赤黒く変色し、見た目はグロテスクだけれどこれ以上成長しないことを示している。
夕方に退院。ほとんど一週間ぶりくらいに髪を洗う。
11〜13日目:
ぷっくり膨らんだ水疱がきっちりカサブタ化するつもりでいたけれど、なかなか進行しない。むしろ、しぼんでいくものが増えてきた。日常生活の中でぶつかって潰れてしまうものもあり、当初予想していたみたいに、カサブタがどんどん増えてパラパラ落ちていくような状況には必ずしもならず。
15日目:
退院後の初めての(恐らく最後の)診察。一部水疱が残っているけれど、ほとんどカサブタ化したので、まぁ後は時間が経ってだんだん元通りになっていくでしょうとのこと。もう他人にうつす危険性もほとんどないとのこと。
確かに、しぼんだもの以外は見事にカサブタ化しており、これが一つずつとれていくと、見た目の違和感もだんだん無くなっていくはず。ただし臑より下、まだ一部水疱の膨らみがあり。
17日目〜19日目:
カサブタポロポロ状態。自然にはげるわけではないけれど、ちょっと身体をこすったり、かじったりすると簡単にカサブタが剥げてくる。カサブタが取れると、その部分の肌は赤くなっていて、結局見た目にはブチブチが残っているのです。
とは言え、ほぼこれで完治ではあるので、これをもって水ぼうそうレポート終了といたします。
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