テレビで「吹奏楽の旅」というのをやっていて、思わず見てしまいました。去年も談話でちょっと書いたような・・・
いやあ、基本的には面白いですよ。それに、番組も、これぞ青春って感じの作りになっていて、思わず泣けてしまいます。
ああいう大人数の団体というのは、ほんとにささいなことで笑ったり泣いたりの集団トランス状態に陥ってしまう。先生が怒ることに正当性なんてなくてもいいんです!大事なことは、みんなの気持ちが一つになること。そして、それこそが一体感のある演奏を生むのです。先生もそれをわかっていて、わざと怒っているという気さえする。
しかし、それでもなお、あの集団トランス状態は、先生の気持ちをも巻き込むほど気持ち良いものなんでしょうね。そしてその舞台装置として、全国大会をヒエラルキーの頂点としたコンクールシステムは、彼らにとって無くてはならないものです。そこに数々の人間ドラマが生まれ、高校生が成長していくのですから…
別に嫌味で言っているわけじゃないですよ^^;
この番組が追求している気持ち良さというのは、誰にでも共通に感じることのできるものだと思います。
でもこれじゃ、一般の部の団体の立つ瀬が無いよなあと。そして、そこに話が移ると、ようやく音楽論になっていくわけですよ。そして、コンクールで賞を取るとはどういうことか、こういったジャンルが一般的な音楽の中からちょっと浮いているのは何故なのか、その疑問の迷宮を彷徨っていくことになるのです。
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