ハンガリーのコラール・エヴァ先生をお招きして、浜松市合唱連盟が主催した合唱講習会がありました。
今回、公開レッスンのモデル合唱団としてヴォア・ヴェールも参加。ハンガリーの先生によるレッスンという貴重な体験をさせてもらうことができました。
公開レッスンの前は、コダーイシステムによるソルミゼーションの紹介。いわゆる移動ドの話です。ただ、移動ドというとどうしても泥臭い話になりがちだけど(固定ド派が反発する)、ハンドサインをやると不思議にみんな熱心になってしまうんですね。ハンドサインって、ちょっとゲーム感覚で面白い。あげくの果てには、「これなら音取りできるようになるかも~」と言う人が現れる始末・・・。まあいいんですが。
実際のところ、ハンドサインの意義は、楽譜の読み方を教わる前の子供に音程感覚を付けるための道具としてあるわけで、五線譜を知ってしまった人にはあんまり意味ないし、そもそも音程感覚が付いていなければ、移動ドで言おうが、ハンドサインを使おうが音程は悪いままなはず。
それでもゲーム感覚の面白さがあるから、こういった講習会ではハンドサインは掴みとして使えるよなあと感じてしまいます。まあ、通常の練習の中で、息抜きでやってみてもいいかもしれませんが。(その前にみんなを移動ド派にしなければならないけど)
さて、公開レッスンのほうは、コダーイのシンプルな曲を私がゆっくり目に練習して持っていったら、本番、随分軽快なテンポに修正され、皆は大変だったようです。でも突然の曲作りの変化に付いていけるようになる、というのも大切なことで、それなりに合唱団としては有意義だったのではと思っています。
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