ここ十数年来、私は作曲というと楽譜を書く行為だけでした。
つい今までは、楽譜で勝負だと思っていましたが、やはり音楽を作るという行為がオーディオデータの作成であることは時代の趨勢です。私自身もそもそも昔はDTMをやっていたので、ここでまたDTMの世界に戻ってみようかなと考えたわけです。
とはいえ、音楽製作の世界は深い。
もうポップス的な世界でまともな音源を作ろうと思うと、相当に勉強したりトレンドを調べたり、ツールに精通している必要があります。
かっこいいドラムやベースのパターンとか、好きなアーティストの音楽を聴くとホレボレしますが、その世界にいない私にはとても真似できるものではありません。
そんなわけで、やはり私としてはDTMのスタートラインとして、自分のテリトリーに近いソプラノ歌曲、しかも楽器はピアノのみ、というシンプルなところから始めてみることにしました。その分、華やかさは無いし、シブ過ぎてなかなか多くの人に聴いてもらうのは厳しいとは思っています。
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さて、今の時代、DTMと言えばボーカロイド、そしてその象徴である初音ミクが思い浮かびます。
流行りものに手を出したといえばそれまでですが、昨年、初音ミクV3が発売され、初めてMac&AU対応となったことは大きなきっかけの一つです。
昨年までボーカロイドはWindows上でしか使うことが出来ませんでした。しかし、PCのトレンドがWindowsからMacへ、そしてPC自体がシュリンクしているこの状況で、やはり音楽を扱うソフトがWindowsのみというのはあり得ません。ぶっちゃけ、Mac対応は遅過ぎだったと私は言いたい。
もう一つは、Logic ProというDAW(音楽製作)ソフトの存在も大きいです。
私は数年来Cubaseユーザーでしたが、DTMはほとんどやっていなかったので、時々立ち上げて遊ぶくらいでした。標準でもそこそこのプラグインで遊べたのですが、ある程度のことをやろうと思うと、やはり高価なプラグインを購入しなければなりません。
ところが、Logic Proが1年ほど前に、今まででは考えられないくらい安い値段で、しかもたくさんのプラグインをセットにして販売を始めました。
正直、これはAppleによるライバル潰しではないかと思えるほどです。今のAppleの力なら、DAWの世界はほぼ手中に収められるのではないかと感じます。
一ユーザーの立場からすれば、ここで乗り換えない手はありません。いちおう多少の迷いはありましたが、この機会にLogic Proも購入することにしました。
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初音ミクもLogic Proもまだまだ使いこなしているとはとても言えませんが、これからいくつか作品を作っていく中で少しずつ覚えていくつもりです。
まずは、よろしければ今回の私の作品をご覧下さい。
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