本日、毎年恒例の合唱コンクール関東大会に参加してきました。
それにしても、この週末はハードでした。というのも、この忙しいというのに昨夜名古屋に行ってきたからです。
昨日(2日土曜日)、関東大会のための練習をお昼の12時から3時までやった後、一路名古屋へ。名古屋で活動しているコールクリアスカイの演奏会を見に行くためです。この演奏会で、拙作「アステカのうた」を演奏するので聴きにいったというわけです。「アステカのうた」は私が指揮する合唱団では、長い間取り上げていたのですが、それ以外の合唱団で取り上げてもらえるのが恐らくこれが初めてだったのではないでしょうか。ちなみに、今回ジョバンニから発売されたCDでも、コールクリアスカイが「アステカのうた」を録音してくれています。
さて、この合唱団、団員がかなり若く、とても勢いのある合唱団です。演奏会のプログラムもかなり意欲的。正直、この人数で一晩でやるには少々多すぎかなという感じはしました。演奏自体はいろいろと傷はあるにしても、合唱団全体で伝えたいことが明確で、こだわりを強く感じた演奏でした。「アステカのうた」も日本語を非常に大事にして歌ってくれたのは、とても好感が持てます。密集和音の多い、音の取りにくい曲ですが、かなりの精度で歌ってくれていたと思います。より歌詞の意味を咀嚼して、例えば終曲のちょっとエッチな感じがうまく表現できているとさらに嬉しかったのです。
終演時間も遅く、新幹線の終電が間に合わなくなるので、打ち上げは後ろ髪を引かれながらもパスすることにして、ジョバンニの木村さんと店員?のFちゃんと夕食してから駅まで送ってもらうことにしました。
その後、車で名古屋駅まで送ってもらったのですが、意外に道路が混んでいる。車中では楽しく雑談していましたが、だんだん終電の時間が近づき気になってきました。しかし、時間は刻々と去っていくのに、車はなかなか進みません。そして・・・・なんと、終電までに駅に着くのが間に合わないという事態になってしまったのです!
いや、マジにあせりました。その後、浜松まで帰れる電車は東海道線のムーンライトながらという夜行列車のみ。仕方がなく、このチケットを名古屋駅で買って、その出発までの空いた一時間あまり、結局、コールクリアスカイの打ち上げにお邪魔することになったのでした。
それにしても、打ち上げ会場に私が現れたときの皆の喜びようといったら・・・。顔が引きつりながらも、皆の歓迎を受けて、おいしいビールをいただきました。ほんのちょっとでしたが、何人かの方とお話できて楽しかったです。
そんなわけで、夕べ家に着いたのが夜中の一時半過ぎ。
翌日は関東大会で、早めに集まって声出しするので、朝6時40分の新幹線で静岡に向かう予定。おかげで、結局昨夜は4時間ほどしか寝れませんでした。
今日は、あいにくの雨。本当は、会場近くのお城の中で発声練習しようと思っていたのですが、仕方がなく会場の静岡市民文化会館の入り口の前で、発声練習をすることに。関東大会恒例の朝練習は、地元ということもあってか、残念ながら例年よりあまりしっかりした練習が出来ませんでした。
職場の部は、全体の中で朝一番。そして我々の出番はその2番目。大会開始後、早々に本番のほうは終わってしまいました。ちなみに結果ですが、昨年とほぼ同じ結果です。今年は最低人数8人での参加だったので、もうビリにならないだけでもマシというのが、正直な感想。来年は、もう無理かなあ・・・。
さて、その後は、恒例の一般の部の鑑賞会。
睡眠不足だったこともあり、気が付くと何度も意識を失ってはいましたが、結局、お昼の後の一団体を除いて、全部聴いてしまいました。
特に一般の部Aは、若い同年代の団員が集まっている団体がとても多くなっています。これって、やはり学校のOB,OGじゃないかなあ、などと勘ぐってしまいます。高校時代のコンクールへの情熱を忘れられない人たちが集まって作ったみたいな・・・
そういう団体の中でも、すごく時間をかけてきちっと作っているのが伝わる演奏がいくつかありました。若いということもあって、やはり時間が十分あるのでしょうか。それならば、本当に羨ましい。
山梨県のS.C.Gioiaという団体、初めて聞く名ですが、マドリガーレの歌い方を徹底的にこだわっていたのが印象的。メッサディボーチェ的歌い方をとことんまで先生が叩き込んだのが良くわかりました。埼玉県のアンサンブル g/fは、声が統制されていて、完璧に揃えられていました。ここの声はすごいと感じました。ただ、統制されすぎたのか、歌の表現が少し弱かったかもしれません。
結構衝撃的なのが神奈川県の横浜室内合唱団海~kai~。コスチュームがいきなり派手で目を奪われます。曲の沖縄民謡に合わせたのでしょうか。そして、リズムに合わせて、指揮者をはじめとした全員がうねうねと動きながら歌うスタイルは、ちょっと怪しい。しかし、よくよく聞いていると、指導者が非常に細かいところまで丹念にこだわって音楽を作っていることが伺え、そのセンスはなかなかのものと感じました。
一般の部Bでは、川越牧声会があの鳴り声でラインベルガーのドッペルのミサ曲を聞かせてくれたのが絶品。もちろん代表に。
そして、なんともう一つの代表は、地元の浜松合唱団がゲット!!いやーおめでとう、浜松合唱団の皆さん。私も全国大会では応援しますよ!全国では、さらに良い演奏が出来るように頑張ってください。
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